宮城県医師会健康センターは、平成22年3月18日に臨床検査室の国際規格であるISO 15189の認定を東北で初めて取得いたしました。(医師会立センター初)
ISO 15189の認定を取得したということは、検体をお預かりするところから、検査が正しく行われ、報告書をお届けするための仕組み(マネジメントシステム要求事項)と、正しい検査結果を出す技術・能力(技術的要求事項)が国際的な基準を満たしていることを意味します。
健康センターは、患者様の診療における信頼できる検査データの提供を目指し今後とも努力いたします。
健康センターが発行する認定範囲内の検査報告書にはこのマークがついています。
迅速で高品質な臨床検査結果提供を第一に考え、検体受領から報告書配布までのすべての作業を“検査業務”とし、以下の管理体制を実践しております。
内部精度管理を毎日行うほか、各種団体が実施する外部精度管理に参加し、検査精度に対する第3者評価を継続して受けています。
【参加している外部精度管理】
・ 日本医師会臨床検査精度管理調査
・ 日本臨床検査技師会精度管理調査
・ 宮城県臨床検査技師会精度管理調査
・ 日本適合性認定協会
検査員の教育訓練と力量に関する目標を設定し、検査技術の向上を図ります。実施している検査項目すべての標準作業書手順書(SOP)、各種手順書を作成し、検査業務係わるすべての作業・工程の管理を行っています。
測定データを保証するために、各検査に使用する試薬や消耗品のロット管理や有効期限管理を行っています。
インシデント・アクシデントの発生、また苦情を受付けた場合など、迅速に対応し、原因を分析後、再発防止に努めるように管理しております。