宮城県感染症発生動向調査情報(第 5 週)

宮城県【 平成26 年 02 月 06 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2014.1.27 〜 2.2 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

111

154

178

29

67

201

79

748

1567

― 今週の全数報告疾病 ― ※男児、女児は6歳未満

1類感染症:報告なし

2類感染症:結核
       塩釜管内  男性 1名
       気仙沼管内 男性 1名
       仙台管内  男性 2名

3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症(O111)
       石巻管内  女性 1名(第4週)

4類感染症:A型肝炎
       仙台管内  男性 1名

5類感染症:侵襲性肺炎球菌感染症
       仙台管内  男児*1名


― 今週の感染症のコメント ―
        宮城県感染症対策委員会情報解析部会

[インフルエンザ]
 仙南、大崎、登米、石巻、気仙沼、仙台管内で注意報
 継続中。
 塩釜管内で注意報値を越えた。
  ※まだ警報値を越えた保健所管内はないが、急増中
   であり十分な注意が必要である。

[感染性胃腸炎]
 登米管内で警報継続中。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 栗原管内で警報継続中。

咽頭結膜熱

 

1

 

2

 

1

 

7

11

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

19

40

12

20

3

22

 

53

169

感染性胃腸炎

88

130

42

36

44

36

18

363

757

水痘

15

5

8

5

 

4

2

14

53

手足口病

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

伝染性紅斑

3

9

 

3

 

3

 

27

45

突発性発疹

3

2

3

1

2

2

 

20

33

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

1

1

 

1

1

2

4

10

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

RSウイルス感染症

4

7

 

1

 

 

 

6

18

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

3

3

 

 

 

3

2

11

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 1.20(第4週) 〜 2.2(第5週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

11

 

1

 

 

 

 

 

 

1

仙台市内はインフルエンザA香港型(H3)とB型が猛威をふるいはじめました。なお全国的にはA(H1)主流のようです。
                                                                               (コメント:永井小児科医院 永井幸夫)