宮城県感染症発生動向調査情報(第 2 週)

宮城県【 平成25 年 01 月 17 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2013.1.7 〜 1.13 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

79

137

65

4

37

94

45

367

828

 ― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし    ※男児、女児は6歳未満
2類感染症:結核 塩釜管内  女性 1名
         大崎管内  女性 1名
         気仙沼管内 男性 2名
3類感染症:報告なし
4類感染症:報告なし
5類感染症:ウイルス性肝炎
         大崎管内  男性 1名
      梅毒 塩釜管内  男性 1名
         石巻管内  男性 1名

 ― 今週の感染症のコメント ―
[インフルエンザ]:石巻、気仙沼管内で注意報値を越えた。
      先週の報告より急増し、仙南、塩釜管内で
      も注意報値に達する勢いで増加した。また
      インフルエンザによる入院患者報告やインフルエンザ様
      症状による学校の臨時休業も報告されてい
      ることから、本格的な流行期に入ったもの
      と思われる。
[感染性胃腸炎] :石巻管内で警報値を越えた。
[水痘]     :気仙沼管内で警報継続中。
         仙南管内で注意報値を越えた。
[流行性耳下腺炎]:石巻管内で警報継続中。

 <<STD 発生動向調査(月報)12月>>
       宮城県【平成25年 1月17日】発行
                 (男性)(女性)
性器クラミジア感染症        15   8
性器ヘルペスウイルス感染症      6   7
尖圭コンジローマ          18   4
淋菌感染症             17   0
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 14  10
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     5   1
薬剤耐性緑膿菌感染症         0   0
薬剤耐性アシネトバクター感染症    0   0

咽頭結膜熱

3

1

 

1

 

 

 

5

10

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

16

25

3

 

2

18

 

29

93

感染性胃腸炎

36

49

45

21

29

115

19

195

509

水痘

20

25

14

5

3

14

11

59

151

手足口病

 

1

1

 

3

3

1

10

19

 

伝染性紅斑

5

 

 

 

 

 

 

1

6

 

突発性発疹

3

5

8

2

3

 

1

19

41

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

1

 

1

 

流行性耳下腺炎

2

12

4

 

2

24

3

10

57

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

3

6

 

 

1

 

 

4

14

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

9

5

7

5

1

2

14

16

59

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

2

 

 

 

 

 

2

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

[ウイルス分離状況] 12.31(第1週) 〜 1.13(第2週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

12

 

4

 

 

 

 

 

 

 

インフルエンザA香港型の流行が始まりました。1月下旬から2月上旬にかけてがピークになると思われます。
                                                                            (コメント:永井小児科医院 永井幸夫)