宮城県感染症発生動向調査情報(第 49 週)

宮城県【 平成22 年 12 月 16 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2010.12.6 〜 12.12 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

29

5

55

1

 

1

1

39

131

 ― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし
2類感染症:結核
         仙南管内  女性 1名
         塩釜管内  男性 2名、
               女性 1名(第47週)
         気仙沼管内 男性 1名
         仙台管内  女性 1名(第48週)、
               女性 2名
3類感染症:細菌性赤痢
         大崎管内  男性 1名
               (感染地域 中国)
      腸管出血性大腸菌感染症(O157)
         仙台管内  男性 1名
4類感染症:つつが虫病
         仙南管内  男性 1名
5類感染症:アメーバ赤痢
         仙台管内  男性 1名


 ― 今週の感染症のコメント ―
        宮城県感染症対策委員会情報解析部会
[水痘]
 大崎、登米管内で警報継続中。
 石巻管内で注意報値を越えた。
[流行性耳下腺炎]
 登米管内で警報継続中。
 栗原管内で注意報値を超えた。
[感染性胃腸炎]
 仙南、栗原、登米、石巻管内で警報継続中。
 気仙沼管内で警報値を越えた。
[伝染性紅斑]
 塩釜管内で警報継続中。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 石巻管内で警報継続中。

咽頭結膜熱

4

1

 

1

1

1

 

10

18

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

6

23

1

3

5

63

 

36

137

感染性胃腸炎

113

142

74

103

84

186

98

433

1233

水痘

10

31

31

6

31

31

1

57

198

手足口病

 

1

 

 

 

1

 

2

4

 

伝染性紅斑

1

11

7

1

 

6

 

33

59

突発性発疹

3

3

6

1

2

6

1

12

34

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

3

11

3

10

22

7

5

7

68

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

1

2

 

 

 

 

 

 

3

 

RSウイルス感染症

11

4

 

 

1

6

 

35

57

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

11

6

 

1

 

9

5

34

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

1

 

 

 

 

 

 

5

6

 

[ウイルス分離状況] 11.29(第48週) 〜 12.12(第49週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

4

 

27

 

 

5

 

 

 

 

 RSウイルスによる細気管支炎が乳児の間で流行している。症状は数日間の高熱、咳込みと喘鳴である。
                                                                          (コメント:永井小児科医院 永井幸夫)