宮城県感染症発生動向調査情報(第 32 週)

宮城県【 平成21 年 08 月 13 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2009.8.3 〜 8.9 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

1

3

 

 

1

 

 

9

14

 

― 今週の全数報告疾病 ―
1、4類感染症:報告なし
2類感染症:結核  塩釜管内  男性1名
          大崎管内  男性1名(第31週)
          栗原管内  女性1名
          登米管内  男性2名
          仙台管内  男性1名 女性1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症(O26)
          登米管内  女児*1名
      腸管出血性大腸菌感染症(O157)
          仙台管内  女性1名 女児*1名
      腸管出血性大腸菌感染症(O103)
          仙台管内  女性1名
      腸管出血性大腸菌感染症(O型別不明)
          仙台管内  女児*1名
5類感染症:梅毒  塩釜管内  男性1名
          *男児・女児は6歳未満

― 宮城県感染症対策委員会情解析部会 ―
[ヘルパンギーナ] 例年に比較すると報告数は少ないものの、塩釜、登米、仙台管内で増加傾向にある。
 毎年夏場に流行のピークをむかえるので、今後の動向に注意を要する。

※新型インフルエンザに関するサーベイランスについて7月24日付けで新型インフルエンザ(A/H1N1)に係る今後のサーベイランス体制が適用となり、感染拡大の早期探知のためのサーベイランス(集団発生サーベイランス)が始まりました。その報告数を週報に掲載します。
― 新型インフルエンザ情報(第32週分)―
[集団感染報告数診断確定数]
宮城県(2)、仙台市(2)、合計(4)、累計(7)

[診断確定数]
宮城県(1)、仙台市(3)、合計(4)、累計(9)
※累計は第30週からの合計です

咽頭結膜熱

1

1

2

 

2

 

 

7

13

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

3

 

1

4

11

 

18

38

感染性胃腸炎

25

25

6

9

24

3

3

89

184

水痘

 

12

6

 

1

9

1

13

42

手足口病

4

6

1

1

 

1

 

10

23

 

伝染性紅斑

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

突発性発疹

 

5

6

4

3

9

7

23

57

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

15

4

4

9

2

 

25

59

流行性耳下腺炎

 

3

2

 

2

 

 

8

15

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

1

 

 

2

 

 

 

11

14

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

5

1

 

 

2

16

7

34

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 7.27(第31週) 〜 8.9(第32週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

2

 

 

2

1

 

 

1

今週に入って新型インフルエンザが増えてきました。今の時期に迅速キットでA型陽性の方は新型インフルエンザと診断してよいと思います。
当院でも今週9名でました。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)