宮城県感染症発生動向調査情報(第 10 週)

宮城県【 平成21 年 03 月 12 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2009.3.2 〜 3.8 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

428

401

211

3

97

321

38

1427

2926

― 今週の全数報告疾病 ―
1、3、4類感染症:報告なし
2類感染症:結核
       塩釜管内   女性1名
       栗原管内   男性1名
       石巻管内   女性1名
       気仙沼管内  女性1名
       仙台管内   男性1名、女性1名
5類感染症:アメーバ赤痢
仙台管内 男性1名
      後天性免疫不全症候群
         仙台管内 男性1名
      梅毒 仙台管内 男性1名
      麻疹 仙台管内 女性1名(年齢14歳)

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―
[水痘]
 気仙沼管内で警報継続中。

[感染性胃腸炎]
 栗原管内で警報継続中。

[インフルエンザ]
 仙南、石巻、仙台管内で警報継続中。
 塩釜、大崎管内で注意報継続中。
 登米管内で注意値を超えた。
 先週に続き報告数がさらに増加し、県全体でも警報基準値を超えている。特に仙南、石巻管内の報告数が多い。
 また学級閉鎖等の処置をとる小中学校も多いことから引き続き注意を要する。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜、石巻管内で警報継続中。

咽頭結膜熱

1

3

 

2

 

 

 

2

8

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

49

5

6

10

24

 

47

141

感染性胃腸炎

50

84

51

43

78

29

55

264

654

水痘

7

10

7

1

8

7

19

50

109

手足口病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝染性紅斑

 

1

 

 

 

2

 

1

4

 

突発性発疹

5

6

3

2

3

5

 

24

48

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

5

1

 

2

 

 

9

18

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

4

 

 

 

 

 

2

6

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

1

 

 

2

3

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

5

 

 

1

 

9

12

32

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

1

3

 

5

9

 

[ウイルス分離状況] 2.23(第9週) 〜 3.8(第10週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

56

1

 

 

 

 

 

 

1

 

インフルエンザB型の流行が顕著であり、仙台では今週がピークと思われます。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)