宮城県感染症発生動向調査情報(第 29 週)

宮城県【 平成20 年 07 月 24 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2008.7.14 〜 7.20 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし
2類感染症:結核
       塩釜管内  男性 1名(第28週)
             男性 2名
       大崎管内  女性 1名
       栗原管内  男性 1名
       登米管内  女性 1名
       気仙沼管内 女性 1名
       仙台管内  男性 2名 女性 2名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
       大崎管内  女性 1名(O157)
       登米管内  男児*1名(O121)
4類感染症:レジオネラ症
       大崎管内  女性 1名
       仙台管内  男性 1名 女性 1名
5類感染症:後天性免疫不全症候群
       仙台管内  男性 1名
         *:男児・女児は6歳未満

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―
[ヘルパンギーナ]
 栗原、登米、石巻管内で警報継続中。
[咽頭結膜熱]
 栗原管内で警値を超えた。
[パラインフルエンザウイルス]
 パラインフルエンザウイルスによる感染症は届出対象疾患ではないが、仙台医療センターウイルスセンターでは第24週から検出が相次ぎ、その多くが3型と報告されている。
 このウイルスは主に幼児の下気道炎の原因となり、通常はカゼ症状や咽頭炎がみられるが、高齢者や免疫不全の患者等では重症になることもあるので注意が必要である。         

咽頭結膜熱

 

8

4

6

2

 

 

3

23

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

14

4

2

4

13

1

41

79

感染性胃腸炎

15

25

13

10

41

10

4

151

269

水痘

8

14

6

4

2

8

2

19

63

手足口病

4

10

1

 

1

4

 

56

76

伝染性紅斑

8

1

 

 

 

 

 

18

27

突発性発疹

5

7

9

2

4

2

4

30

63

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

37

20

10

36

88

4

130

325

流行性耳下腺炎

2

3

 

1

 

 

 

11

17

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

1

 

2

4

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

14

 

3

 

4

4

8

34

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

13

13

 

[ウイルス分離状況] 7.7(第28週) 〜 7.20(第29週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

2

3

 

 

3

 

 

1

2