宮城県感染症発生動向調査情報(第 21 週)

宮城県【 平成20 年 05 月 29 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2008.5.19 〜 5.25 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

2

6

 

 

 

 

 

9

17

― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし
2類感染症:結核
       仙台管内  男性 1名(第20週)
             男性 1名
             女性 2名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症(O26)
       仙台管内  女性 1名
             男児 *1名
4類感染症:レジオネラ症
       仙台管内  男性 1名
5類感染症:アメーバ赤痢
       仙台管内  女性 1名
            *:男児・女児は6歳未満

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―
[水痘]
 気仙沼管内で注意報値を超えた。

[百日咳]
 栗原管内で警報値を超えた。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜、登米、石巻管内で警報継続中。

[百日咳]
 百日咳は百日咳菌の飛沫感染による疾病で、特徴的な咳きこみ発作や嘔吐が見られる。
 国立感染症研究所感染症情報センターによれば、百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多いとしており、小児だけでなく成人にも見られている。
 県内でも今週栗原管内で警報値を超えた。
 今後の動向に注意を要する。            

咽頭結膜熱

 

6

3

 

 

 

 

3

12

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

8

71

6

3

28

19

 

56

191

感染性胃腸炎

30

49

12

22

40

33

27

319

532

水痘

5

23

4

7

3

7

12

36

97

手足口病

 

 

 

1

1

1

 

4

7

 

伝染性紅斑

5

1

 

 

 

 

 

11

17

 

突発性発疹

3

11

6

2

2

4

4

24

56

百日咳

 

 

 

3

 

 

 

 

3

 

ヘルパンギーナ

 

3

1

 

1

 

 

1

6

 

流行性耳下腺炎

 

2

 

 

 

 

 

10

12

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

1

 

2

4

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

10

 

3

2

2

5

4

26

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 5.12(第20週) 〜 5.25(第21週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV