宮城県感染症発生動向調査情報(第 41 週)

宮城県【 平成20 年 10 月 16 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2008.10.6 〜 10.12 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし
2類感染症:結核  大崎管内  男性1名
  気仙沼管内 女性1名(第40週)
  仙台管内 女性2名(第11週)男性1名 女児*1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
       栗原管内 女性1名(O157)
       気仙沼管内   女性1名(O91)
4類感染症:報告なし
5類感染症:ウイルス性肝炎
       仙台管内    女性1名
    *:男児・女児は6歳未満

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―

[マイコプラズマ肺炎]
 マイコプラズマ肺炎には警報・注意報の基準値は設定されていないが、気仙沼管内の基幹定点、塩釜管内の小児科定点を中心に患者報告が続ており、さらに県内では例年に比べて患者報告数が高いレベルで推移している。
 流行に明確な季節性はないとされるが、全国的には晩秋から早春にかけて増加する傾向があるので注意を要する。

<<STD 発生動向調査情報(月報) 9月>>
 宮城県【平成20年10月16日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         32  38
性器ヘルペスウイルス感染症       6   9
尖圭コンジローマ            8   6
淋菌感染症              14   2
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  16  16
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症      5   4
薬剤耐性緑膿菌感染症          0   1

咽頭結膜熱

 

 

 

 

2

 

 

1

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

25

8

4

6

4

 

10

57

感染性胃腸炎

26

28

7

19

12

18

1

81

192

水痘

2

13

3

3

5

2

5

18

51

手足口病

3

15

1

 

1

18

3

34

75

伝染性紅斑

7

1

 

 

 

 

 

1

9

 

突発性発疹

2

5

9

3

7

10

5

10

51

百日咳

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

12

 

1

2

 

 

16

31

流行性耳下腺炎

 

7

 

 

7

2

 

5

21

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

2

3

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

11

11

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

27

 

3

1

6

20

11

71

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

1

 

 

 

 

 

 

1

2

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 9.29(第40週) 〜 10.12(第41週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

8

 

 

 

3

1

 

1

RSウイルスによる細気管支炎が増えています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)