宮城県感染症発生動向調査情報(第 11 週)

宮城県【 平成19 年 3 月 23 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2007.3.12 〜 3.18 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

255

444

252

89

143

327

60

1291

2861

−今週の全数報告疾病−
1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:オウム病   仙南管内 女性 1名
      レジオネラ症 大崎管内 男性 1名
5類感染症:報告なし

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―
[インフルエンザ]
 仙南、大崎管内で警報継続中。石巻、仙台管内で警報値を超えた。その他の管内では注意報継続中。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜管内で警報継続中。
[伝染性紅斑]
 大崎、栗原、登米、石巻管内で警報継続中。
【病原体検出情報】〜保健環境センター〜
インフルエンザ患者より
 仙南管内  9週採取分 インフルエンザウイルス(AH3) 1件
 栗原管内  10週採取分 インフルエンザウイルス(B)  1件
 気仙沼管内 8週採取分 インフルエンザウイルス(AH3) 1件
       9週採取分 インフルエンザウイルス(AH3) 2件
感染性胃腸炎患者より
 登米管内  11週採取分 ノロウイルス(GII)1件

【インフルエンザ】国立感染症情報センターによれば、2007年第10週のインフルエンザの全国レベルでの定点当たり報告数は、27.6と第2週以降増が続いている。また2006年第36週以降これまでに全国の衛生研究所から報告されたインフルエンザウイルス分離報告(総報告数1629)は、AH1亜型(Aソ連型)7.0%、AH3亜型(A香港型)53.3%、B型39.7%の順となっていて、AH3亜型、B型の混合流行であるが、B型の割合が増加している。県内でもAH3亜型の流行が優勢であるものの、AH1亜型とB型の混合流行となっている。近年、春先におけるB型インフルエンザの流行もみられるので、患者情報と共に病原体情報にも注意を要する。

咽頭結膜熱

 

5

 

 

6

3

 

2

16

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

26

4

3

2

14

 

48

97

感染性胃腸炎

33

102

17

23

53

31

21

216

496

水痘

8

21

12

 

1

15

6

42

105

手足口病

4

 

 

 

 

 

 

2

6

 

伝染性紅斑

5

6

8

5

17

8

5

19

73

突発性発疹

8

13

6

 

4

2

1

22

56

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

12

1

5

6

3

2

25

55

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

流行性角結膜炎

1

 

 

 

 

3

 

2

6

 

RSウイルス感染症

 

2

 

 

 

 

 

8

10

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

7

 

 

1

13

1

6

30

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

1

1

 

 

 

 

 

1

3

 

[ウイルス分離状況] 3.5(第10週) 〜 3.18(第11週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

114

 

1