宮城県感染症発生動向調査情報(第 47 週)

宮城県【 平成19 年 11 月 29 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2007.11.19 〜 11.25 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

2

2

 

 

2

 

 

16

22

 

― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし
2類感染症:結核
       塩釜管内   男性 1名(46週)
       栗原管内   女性 1名
       仙台管内   男性 1名(46週)
              男性 1名 女性 1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症(O157)
       塩釜管内   女性 1名
       仙台管内   女性 1名
      腸管出血性大腸菌感染症(O26)
       仙南管内 女性3名 男児1名 女児1名
4類感染症:レジオネラ症
       仙南管内   男性1名
5類感染症:バンコマイシン耐性腸球菌感染症
       栗原管内   女性 1名
      後天性免疫不全症候群
       仙台管内   男性 1名

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜管内で警報継続中。

[手足口病]
 大崎、栗原管内で警報継続中だが、下火になってきている。

【インフルエンザ】
 国立感染症研究所感染症情報センターによれば、インフルエンザの全国レベルでの定点当たり報告数は、2007年第42週以降増加している。
 隣県の福島県でも既にインフルエンザ様疾患による学級閉鎖が報告されていることから、宮城県も今後の動向に注意が必要である。 

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

2

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

25

3

1

11

15

 

40

97

感染性胃腸炎

86

88

15

11

52

34

10

371

667

水痘

3

8

9

 

9

10

4

45

88

手足口病

1

1

10

9

9

1

 

17

48

伝染性紅斑

2

 

 

1

 

1

 

10

14

 

突発性発疹

1

6

 

1

4

6

1

26

45

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

2

2

 

 

 

 

3

7

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

4

9

 

 

 

 

 

7

20

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

2

 

 

 

 

 

 

2

 

RSウイルス感染症

 

4

 

2

15

 

 

9

30

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

9

1

2

2

9

13

9

49

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 11.12(第46週) 〜 11.25(第47週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

9

 

 

2

3

 

1

5

乳幼児の間でRSウィルスによる細気管支炎が急増しています。高熱(数日間)と喘鳴が特徴です。呼吸困難が強まり、入院となるお子さんも増えていますので、ご注意下さい。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)