宮城県感染症発生動向調査情報(第 5 週)

宮城県【 平成19 年 2 月 8 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2007.1.29 〜 2.4 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

15

35

29

2

29

7

1

167

285

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:報告なし
3類感染症:報告なし
4類感染症:報告なし
5類感染症:報告なし  

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜、栗原、登米管内で警報継続中。
[水痘]
 大崎管内で警報継続中。気仙沼管内で警報値を超えた。
[伝染性紅斑]
 栗原、登米、石巻管内で警報継続中。
[流行性耳下腺炎]
 登米管内で警報継続中。栗原管内で注意報値を超えた。

【病原体検出情報】〜保健環境センター
溶連菌感染症患者より
 仙南管内 3週採取分 A群溶血性レンサ球菌 1件
 登米管内 4週採取分 A群溶血性レンサ球菌 1件
 石巻管内 5週採取分 A群溶血性レンサ球菌 2件

【インフルエンザ】
国立感染症研究所・感染症情報センターのインフルエンザ流行レベルマップによれば、東北地方での2007年第4週のインフルエンザ患者報告数は山形県で注意報値を超え、福島県でも定点当たり5.0人に達している。また、仙台医療センターウイルスセンターで2007年第4週採取の検体よりB型インフルエンザウイルスが検出されているので、今後は隣県も含めた患者報告数及び病原体検出の動向に注意を要する。

咽頭結膜熱

3

4

 

 

4

5

 

4

20

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

35

4

6

13

11

1

43

113

感染性胃腸炎

39

57

58

4

42

36

19

281

536

水痘

4

13

24

2

8

18

22

65

156

手足口病

1

2

 

 

 

1

 

4

8

 

伝染性紅斑

3

12

9

13

31

7

 

21

96

突発性発疹

3

5

7

 

4

2

7

20

48

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

13

2

11

15

4

1

27

74

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

 

 

 

3

2

 

 

11

16

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

7

1

1

 

6

 

15

30

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

2

 

 

 

 

1

3

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

3

 

 

4

7

 

[ウイルス分離状況] 1.22(第4週) 〜 2.4(第5週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

18

2

1

 

 

 

 

 

 

 

インフルエンザは、A香港型が小流行です。また、B型も単発でみられます。(コメント:永井小児科医院 永井 幸夫)