宮城県感染症発生動向調査情報(第 3 週)

宮城県【 平成19 年 1 月 25 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2007.1.15 〜 1.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

6

20

1

1

2

12

 

33

75

−全数報告疾病−
1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:A型肝炎(第2週)  栗原管内 男性1名
5類感染症:アメーバ赤痢(第2週)仙台管内 男性1名
      アメーバ赤痢     仙南管内 男性1名
      劇症型溶血性レンサ球菌感染症
                 栗原管内 女性1名

−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 栗原、登米管内で警報継続中。塩釜、石巻管内で警報値を超えた。
[水痘]
 大崎管内で警報継続中。石巻管内で注意報継続中。
 気仙沼管内で注意報値を超えた。
[伝染性紅斑]
 登米、栗原、石巻管内で警報継続中。
[流行性耳下腺炎]
 登米管内で警報継続中。栗原管内で警報値を超えた。

【病原体検出情報】〜保健環境センター
 インフルエンザ患者より
 栗原管内3週採取分インフルエンザウイルス(AH3)1件

【インフルエンザ】
例年に比べて流行の始まりは遅れているものの、2007年に入り患者報告数の増加と、仙台医療センターウイルスセンター、仙台市衛生研究所および宮城県保健環境センターで2007年第2〜3週採取検体よりいずれもA香港型(AH3)インフルエンザウイルスが検出されており、インフルエンザの流行が近づいていると予想される。今後の動向には、注意が必要である。

咽頭結膜熱

4

2

 

 

2

2

 

2

12

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

42

2

7

12

26

 

64

153

感染性胃腸炎

58

100

46

19

46

30

45

242

586

水痘

4

28

23

3

10

25

13

87

193

手足口病

1

 

 

 

 

1

1

2

5

 

伝染性紅斑

4

18

3

5

37

9

 

22

98

突発性発疹

5

5

5

1

8

8

5

22

59

百日咳

 

 

 

 

 

5

 

 

5

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

10

2

16

22

1

1

27

81

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

1

 

 

1

 

2

5

 

RSウイルス感染症

 

 

 

1

1

 

 

9

11

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

6

1

1

2

6

2

8

28

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

[ウイルス分離状況] 1.8(第2週) 〜 1.21(第3週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

3

1

7

 

 

 

 

 

 

 

インフルエンザA香港型が、じわじわと増えてきました。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)