宮城県感染症発生動向調査情報(第 39 週)

宮城県【 平成18 年 10 月 5 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2006.9.25 〜 10.1 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢 大崎管内 男性1名 女性1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症(O157)
            仙台管内 女性1名
4類感染症:ボツリヌス症 
            仙台管内 男児1名
5類感染症:後天性免疫不全症候群(第35週)
            仙台管内 男性1名
      梅毒(第38週)
            仙台管内 男性1名

−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[咽頭結膜熱]
 大崎管内で警報継続中。
[流行性耳下腺炎]
 栗原管内で注意報値を超えた。

【病原体検出情報】〜保健環境センター〜
 赤痢菌
  本週報告男性患者関連で女性1名(本週報告)より
  検出

〔ボツリヌス症〕
 ボツリヌス症は、ボツリヌス菌が産生する毒素によって神経麻痺症状が発現する疾患である。毒素の型にはA〜Gがあり、ヒトの中毒はA,B,E,F型による。ボツリヌス症はいわゆる食中毒としての食餌性ボツリヌス症、乳児ボツリヌス症、創傷性ボツリヌス症等に分類される。乳児ボツリヌス症は乳児腸管内でボツリヌス菌が増殖し、産生された毒素によって発病する。我国では以前はハチミツの摂取によっての発症であったが、1990年以降はハチミツ摂取歴が全くない例が報告されている。
(LASRより一部改編)

咽頭結膜熱

 

1

4

 

 

 

 

2

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

9

3

5

9

5

 

14

45

感染性胃腸炎

22

23

4

11

13

10

4

99

186

水痘

3

3

6

1

3

8

4

26

54

手足口病

3

2

1

 

1

5

 

16

28

伝染性紅斑

1

5

 

 

7

2

1

14

30

突発性発疹

8

15

1

 

8

10

8

36

86

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

15

 

2

2

1

7

20

47

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

3

12

6

8

10

2

2

23

66

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

1

 

 

1

 

 

3

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

20

2

2

4

33

5

15

82

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

1

2

 

 

 

 

1

4

 

[ウイルス分離状況] 9.18(第38週) 〜 10.1(第39週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

1

 

 

2

 

 

1