宮城県感染症発生動向調査情報(第 30 週)

宮城県【 平成18 年 8 月 3 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2006.7.24 〜 7.30 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
        石巻管内 女性1名(O26)(第29週)
             女児1名(O157)
        仙台管内 女性3名(O157)
             男児1名(O157)
4類感染症:レジオネラ症  仙南管内 男性1名
              仙台管内 男性1名
5類感染症:ウイルス性肝炎 仙台管内 男性1名


−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[咽頭結膜熱]
 塩釜、大崎、栗原管内で警報継続中。
[手足口病]
 仙南管内で警報継続中。登米管内で警報値を超えた。
[伝染性紅斑]
 栗原管内で警報値を超えた。
[ヘルパンギーナ]
 塩釜、大崎、栗原、登米、石巻、仙台管内で警報継続中。
[流行性耳下腺炎]
 仙南、気仙沼管内で警報継続中。


【病原体検出情報】 〜保健環境センター〜
・ヘルパンギーナ患者より
  登米管内 30週採取分 コクサッキー(B4)型2件

咽頭結膜熱

 

2

5

3

3

 

1

15

29

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

21

1

2

5

1

 

26

56

感染性胃腸炎

14

23

3

6

8

19

2

83

158

水痘

7

13

7

3

12

14

7

26

89

手足口病

22

1

8

 

20

23

3

5

82

伝染性紅斑

4

17

3

4

 

10

1

26

65

突発性発疹

2

4

2

2

2

3

2

21

38

百日咳

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

14

73

23

20

51

85

5

97

368

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

19

23

6

1

11

5

33

39

137

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

13

1

3

1

15

1

17

55

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

1

 

 

 

 

1

 

4

6

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

9

9

 

[ウイルス分離状況] 7.17(第29週) 〜 7.30(第30週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

 

 

 

6

 

 

 

 

アデノウイルス感染により39〜40℃の高熱が4〜5日続くお子さんが増えてきました。咽頭結膜熱と診断される例も目立ってきています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)