宮城県感染症発生動向調査情報(第 10 週)

宮城県【 平成18 年 3 月 15 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2006.3.6 〜 3.12 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

20

23

26

2

5

26

56

109

267

−全数報告疾病−
1類・2類・3類・4類感染症:報告なし
5類感染症:後天性免疫不全症候群 仙台管内 男性2名


−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−

[インフルエンザ]
 気仙沼管内において再び注意報値を超えた。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 警報継続中である塩釜、栗原、登米、石巻管内に加え、仙台市で警報値を超えた。過去10年間で最も報告数が多かった2004年の同時期とほぼ同じ報告数である。注意が必要。
[感染性胃腸炎]
 登米管内で警報継続中である。また、塩釜、大崎、石巻管内で増加した。
[流行性耳下腺炎]
 警報継続中である気仙沼管内に加え、大崎管内で警報値、石巻管内で注意報値を超えた。


 ** インフルエンザ **
 2005年第36週〜2006年第8週までに全国で2,689件のインフルエンザウイルスの分離報告があり、Aソ連型481件(17.9%)、A香港型2,181件(81.1%)、B型27件(1.0%)であった。
 インフルエンザは第4週をピークとして、その後確実に減少がみられており、全国的には流行のピークは過ぎたと思われる。しかし流行はまだ継続しており、発生動向の推移には注意が必要である。

国立感染症研究所・感染症情報センターIDWR2006年第8週(8号)より

咽頭結膜熱

1

1

 

1

 

1

 

3

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

12

77

13

8

36

29

 

127

302

感染性胃腸炎

41

140

18

24

46

59

39

298

665

水痘

 

13

17

3

11

9

6

42

101

手足口病

 

 

 

 

12

 

 

 

12

 

伝染性紅斑

3

4

1

1

1

 

 

8

18

 

突発性発疹

3

7

7

2

2

8

2

21

52

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

9

13

28

2

3

18

18

31

122

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

 

1

 

1

 

 

 

10

12

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

7

1

 

1

6

 

6

23

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

1

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 2.27(第9週) 〜 3.12(第10週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

5

 

 

 

 

1

 

 

2