宮城県感染症発生動向調査情報(第 40 週)

宮城県【 平成18 年 10 月 12 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2006.10.2 〜 10.8 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢
       大崎管内 男性1名
3類感染症:報告なし
4類感染症:レジオネラ症
       仙台管内 男性1名
5類感染症:髄膜炎菌性髄膜炎
       仙台管内 男性1名

−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 栗原管内で警報値を超えた

【病原体検出情報】〜保健環境センター〜
赤痢菌
   今週報告男性患者より検出

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
原因菌はA群溶血性レンサ球菌で、症状として高熱、のどの痛み、小児ではおう吐や腹痛などがみられ、扁桃や咽頭の炎症、首のリンパ節の腫れなども特徴的である。潜伏期間は1〜7日で、感染経路は飛沫感染や経口感染である。感染後二次的に起こる疾患として、猩紅熱、糸球体腎炎やリュウマチ熱があり注意を要する。ほぼ通年見られる疾患であるが、冬季から春季に患者報告数が多く、宮城県でも例年第40週頃から患者数が増加する。予防法は手洗いうがいの励行で患者の家族内感染もおこりやすいとされているので、家庭でもタオルを共用で使用することは避けることが望ましい。  

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

2

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

11

2

10

4

9

 

24

60

感染性胃腸炎

18

27

3

16

2

15

4

83

168

水痘

2

7

1

1

2

7

4

12

36

手足口病

 

3

1

 

2

5

2

15

28

伝染性紅斑

1

3

1

 

5

 

 

14

24

突発性発疹

6

8

7

1

3

5

1

29

60

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

7

 

 

3

2

4

39

55

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

3

7

4

4

5

2

4

22

51

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

1

3

 

 

 

1

 

2

7

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

18

3

 

 

24

2

10

57

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

[ウイルス分離状況] 9.25(第39週) 〜 10.8(第40週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

1