宮城県感染症発生動向調査情報(第 4 週)

宮城県【 平成18 年 2 月 1 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2006.1.23 〜 1.29 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

136

444

199

66

273

549

292

1110

3069

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:報告なし
3類感染症:報告なし
4類感染症:報告なし
5類感染症:ウイルス性肝炎   塩釜管内 男性1名
      後天性免疫不全症候群
                仙台管内 男性1名


−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[インフルエンザ]
 登米、石巻、気仙沼管内で警報継続中である。その他の管内でも注意報値を超えている。県全体で報告数が増加しつつあり、十分な注意が必要。
[感染性胃腸炎]
 登米管内で警報値を超えた。また、仙南、栗原管内で増加している。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 登米、石巻管内で警報継続中である。
[水痘]
 石巻管内で注意報継続中である。
[流行性耳下腺炎]
 大崎、石巻管内で注意報値を超えた。


【病原体検出情報】
 2005年第36週から2006年第3週までに全国で検出されたイフルエンザウイルスは、Aソ連型109件(16.3%)、A香港型555件(83.2%)、B型3件(0.4%)の計667件であった。
(国立感染症研究所感染症情報センター・インフルエンザ流行レベルマップより)

咽頭結膜熱

 

1

 

1

2

 

 

5

9

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

34

1

9

21

22

 

44

132

感染性胃腸炎

67

92

23

30

63

30

25

173

503

水痘

3

12

12

6

9

24

4

56

126

手足口病

1

 

 

 

 

 

1

5

7

 

伝染性紅斑

 

1

 

1

 

3

 

5

10

 

突発性発疹

1

2

5

 

1

7

2

17

35

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

9

16

1

6

22

4

19

78

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

2

 

5

7

 

RSウイルス感染症

 

2

 

2

1

 

 

1

6

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

3

1

 

1

4

 

13

24

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

1

 

 

 

 

 

3

4

 

不明の発疹性疾患

1

2

 

 

 

2

 

1

6

 

[ウイルス分離状況] 1.16(第3週) 〜 1.29(第4週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

81

 

 

 

 

2

1

 

1

 

インフルエンザA香港型の流行が続いています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)