宮城県感染症発生動向調査情報(第 6 週)

宮城県【 平成17 年 2 月 16 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.2.7 〜 2.13 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

22

254

145

35

69

107

45

580

1257

−全数報告疾病−
1類・3類・4類感染症:報告なし
2類感染症:パラチフス    石巻管内 男性1名
5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症
               仙台管内 女性1名



−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]第1週から5週連続増加している。塩釜・大崎管内に加えて、登米・石巻管内でも注意報レベルを超えた。十分な注意が必要。

[感染性胃腸炎]3週連続減少しているが、依然として報告数が多い。大崎・栗原管内を除き警報値を超えている。十分な注意が必要。

[水痘]石巻・気仙沼管内で注意報レベルを超えた。注意が必要。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]石巻管内では3週連続して警報値を超えている。注意が必要。



【病原体検出情報】〜宮城県保健環境センター〜
・インフルエンザ様患者より
  気仙沼管内 4週採取分
      AH1(Aソ連型)、AH3(A香港型) 各1件
  栗原管内 5週採取分 AH3(A香港型)  1件
  登米管内 4週採取分
         AH3(A香港型)、B型  各1件
         G群溶血性連鎖球菌    1件
  塩釜管内 5週採取分 AH1(Aソ連型)  4件
             AH3(A香港型)  2件
             B型      3件

咽頭結膜熱

1

 

 

 

 

 

 

1

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

25

14

1

6

12

 

57

116

感染性胃腸炎

79

143

25

27

72

81

80

379

886

水痘

2

18

15

5

8

31

18

44

141

手足口病

 

 

1

 

1

2

5

12

21

 

伝染性紅斑

2

4

1

 

 

3

 

16

26

突発性発疹

 

6

2

1

2

4

4

33

52

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

1

1

2

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

2

 

 

3

3

 

3

11

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

9

 

2

 

1

3

 

16

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

3

4

 

[ウイルス分離状況] 1.31(第6週) 〜 2.10(第7週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

31

 

3

 

 

1

 

 

1

 

インフルエンザの流行が拡がりつつあります。A型とB型の混合流行です。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)