宮城県感染症発生動向調査情報(第 50 週)

宮城県【 平成17 年 12 月 21 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.12.12 〜 12.18 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

3

73

104

7

2

4

5

162

360

−全数報告疾病− 1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:レジオネラ症     仙南管内 男性1名
5類感染症:後天性免疫不全症候群 仙台管内 男性1名
−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[インフルエンザ]大崎管内で注意報継続中である。また、全管内で報告され、特に塩釜管内、仙台市で急増した。注意が必要。
[感染性胃腸炎]警報継続中である登米管内、仙台市に加え、石巻、気仙沼管内でも警報値を超えた。全県的にも増加しており、注意が必要。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]警報継続中である石巻管内に加え、全県的にも増加した。注意が必要。
[水痘]警報継続中である登米管内に加え、大崎、石巻管内で、注意報値を超えた。注意が必要。
[RSウイルス感染症]仙台管内で依然としてRSウイルスの検出が多い。今後の動向に注意。
 ** インフルエンザ **
 国立感染症研究所の第49週の全国インフルエンザ患者情報では、0.91人/定点で、流行の目安となる1.0人/定点に近づき、今冬の流行の出足は過去5年で最も早い傾向にある。県内でも第49週に大崎管内で注意報値(10人/定点)を超えており、過去10年間では1999年に次いで早い流行となっている。十分な注意が必要である。

<<STD 発生動向調査情報(月報)11月>>
 宮城県【平成17年12月19日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         21  32
性器ヘルペスウイルス感染症       2  15
尖圭コンジローマ            7   7
淋菌感染症              12   2
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  17   4
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症      6   3
薬剤耐性緑膿菌感染症          0   0

咽頭結膜熱

 

 

1

4

 

1

 

6

12

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

30

2

10

10

26

 

58

140

感染性胃腸炎

88

172

20

40

67

128

85

712

1312

水痘

12

17

31

 

16

35

6

67

184

手足口病

 

4

 

 

 

 

 

1

5

 

伝染性紅斑

1

1

 

 

 

 

 

4

6

 

突発性発疹

3

7

5

1

1

3

3

22

45

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

18

5

 

4

68

 

28

123

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

2

 

 

29

31

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

8

9

1

2

1

2

3

20

46

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

1

 

 

 

 

 

 

1

2

 

不明の発疹性疾患

1

 

 

 

 

1

 

3

5

 

[ウイルス分離状況] 12.5(第50週) 〜 12.18(第51週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

7

 

5

 

 

8

2

 

 

 

インフルエンザの流行が散発的に始まっています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)