宮城県感染症発生動向調査情報(第 48 週)

宮城県【 平成17 年 12 月 7 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.11.28 〜 12.4 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

1

2

57

3

 

 

1

17

81

−全数報告疾病−
1類・2類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
             大崎管内 女性1名
4類感染症:レジオネラ症 仙台管内 男性1名
5類感染症:後天性免疫不全症候群
             仙南管内 女性1名



−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[インフルエンザ]
 大崎管内で激増した。登米、石巻管内を除き報告されている。注意が必要。
[感染性胃腸炎]
 登米管内で倍増し、警報値を超えた。全県的にも急増しており、注意が必要。
[水痘]
 登米管内で、注意報値を超えた。注意が必要。
[流行性耳下腺炎]
 第18週から警報継続中である石巻管内に加えて、塩釜管内でも増加した。今後の動向に注意。
[RSウイルス感染症]
 RSウイルスの検出が多くなっている仙台管内に加え、塩釜、栗原、登米管内でも報告された。今後の動向に注意。



【病原体検出情報】 〜 保健環境センター 〜
・感染性胃腸炎患者より
  石巻管内 47週採取分 サポウイルス 1件
      エルシニアエンテロコリチカ 1件
           腸管病原性大腸菌 1件
              サルモネラ 1件
  仙南管内 48週採取分 ノロウイルス 1件

咽頭結膜熱

 

1

 

3

 

 

 

5

9

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

27

2

1

8

11

 

44

93

感染性胃腸炎

40

136

26

43

102

54

38

469

908

水痘

7

26

11

1

15

19

5

29

113

手足口病

 

2

 

 

 

1

 

3

6

 

伝染性紅斑

 

6

 

 

 

2

 

5

13

 

突発性発疹

1

10

3

 

3

1

5

24

47

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

1

 

 

 

1

2

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

24

5

 

4

68

 

42

144

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

1

2

 

RSウイルス感染症

 

1

 

1

2

 

 

15

19

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

15

 

2

9

2

 

34

66

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

1

1

 

 

1

 

 

3

6

 

[ウイルス分離状況] 11.21(第48週) 〜 12.2(第49週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

3

10

 

 

3

 

 

 

 

RSとAdenoが主流ですが、インフルエンザ(A型)も散見されます。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)