宮城県感染症発生動向調査情報(第 37 週)

宮城県【 平成16 年 9 月 15 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.9.6 〜 9.12 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類・4類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢
  塩釜管内 男性1名 気仙沼管内 男性1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
  塩釜管内 男性1名 女児1名
  大崎管内 女性1名 栗原管内 女性1名
  登米管内 男児1名 気仙沼管内 男児1名
  仙台管内 男児1名 女性1名
5類感染症:
  破傷風          石巻管内 女性1名
  後天性免疫不全症候群   仙台管内 男性1名
  急性ウイルス性肝炎(B型) 仙台管内 男性1名
  アメーバ赤痢       仙台管内 男性1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[腸管出血性大腸菌感染症]
 全国の第35週までの累積報告数は2,545例で、報告の多くは家庭内感染を含む散発事例であるが、保育所での集団発生が複数の都道府県でみられた他、飲食店における集団発生もあった。宮城県の第35週の報告数18件は全国で最も多く、今週も8件の報告があった。十分な注意が必要。
[ヘルパンギーナ]
 減少傾向にあったが、再び報告数は増加した。気仙沼管内で新たに警報が発令され、栗原管内では警報発令中。もうしばらく注意が必要。
[手足口病]
 大崎管内で警報発令中、塩釜・石巻管内でも急増した。今後の動向に注意。


【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 大崎管内、32週の手足口病患者よりコクサッキーA群16型、2件を検出

咽頭結膜熱

1

1

 

 

 

 

 

1

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

12

1

1

1

4

 

21

40

感染性胃腸炎

11

24

1

8

9

13

9

64

139

水痘

1

2

 

2

1

2

6

7

21

手足口病

 

12

23

 

2

5

 

20

62

伝染性紅斑

 

4

2

1

 

 

 

11

18

 

突発性発疹

3

9

12

 

4

9

8

32

77

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

9

9

6

14

4

6

21

13

82

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

6

 

 

7

 

 

13

26

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

2

2

 

 

 

 

1

5

 

RSウイルス感染症

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

9

 

 

 

 

 

4

13

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

2

 

 

 

 

 

3

5

 

[ウイルス分離状況] 8.30(第36週) 〜 9.10(第37週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

1