宮城県感染症発生動向調査情報(第 34 週)

宮城県【 平成16 年 8 月 25 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.8.16 〜 8.22 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
       塩釜管内 男児1名
       栗原管内 女児2名
       登米管内 男児1名
       仙台管内 男性2名 女性4名 男児2名
5類感染症:アメーバ赤痢 仙台管内 女性1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[腸管出血性大腸菌感染症]
 第32週の報告数21件は、全国で最も多かった。他県での報告は家庭内感染を含む散発事例が多く、宮城県の報告は集団発生に関連 したものもあった。先週は11件、今週も12件の報告があり、十分な注意が必要。

[ヘルパンギーナ]
 先週と比較して報告数は半減した。減少期に入ったが、栗原・石巻管内では警報発令中。もうしばらく注意が必要。

[咽頭結膜熱]
 第30週をピークとして減少しているが、大崎・登米・仙台管内では警報発令中。もうしばらく注意が必要。

[細菌性髄膜炎]
 平成15年以降初めて報告された。今後の動向に注意。



【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 検出なし

咽頭結膜熱

2

 

9

 

5

 

2

3

21

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

4

 

2

3

3

 

12

24

感染性胃腸炎

2

27

4

5

11

9

16

48

122

水痘

2

2

3

 

7

 

4

7

25

手足口病

 

1

15

 

 

2

 

5

23

 

伝染性紅斑

1

3

1

 

 

2

 

18

25

突発性発疹

4

2

1

 

3

6

9

10

35

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

3

22

17

14

4

12

7

20

99

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

6

 

 

4

 

4

4

19

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

3

 

 

 

 

 

 

4

7

 

RSウイルス感染症

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

3

 

 

1

 

 

3

9

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

1

 

 

2

3

 

[ウイルス分離状況] 8.9(第33週) 〜 8.20(第34週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

4

 

 

1

1

 

1

 

仙台市内で、8月に入っても引き続きRSVが分離されています(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)