宮城県感染症発生動向調査情報(第 25 週)

宮城県【 平成16 年 6 月 23 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.6.14 〜 6.20 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

1

 

 

 

1

 

−全数報告疾病−
1類・2類・4類・5類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
              栗原管内 女性1名

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[咽頭結膜熱(プール熱)]全国的には過去10年間の当該週と比較して最高値を示し、厚労省から注意喚起が出された。県内では大崎管内で警報発令中、登米管内では警報が発令された。プールを使用する季節となり注意が必要。

[ヘルパンギーナ]石巻管内では先週に引き続き報告が多く、仙台管内でも急増した。全国でも第20週から増加傾向がみられる。今後の動向に注意。

[伝染性紅斑]栗原管内で新たに警報が発令された。今後の動向に注意。

[流行性角結膜炎]塩釜管内からの報告が多い。今後の動向に注意。

[腸管出血性大腸菌]全国では第23週までの累積報告数は567例であり、例年と比較して多くはないが、報告のピークは夏季にあり、今後増加することが予想される。県内においても注意が必要。


【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
 20週、仙南管内の感染性胃腸炎患者よりポリオウイルス(ワクチン由来)1件を検出。
 21週、仙南管内の感染性胃腸炎患者よりアストロウイルス1件を検出。
 25週、塩釜管内の溶連菌感染症患者よりA群溶血性レンサ球菌1件を検出。

咽頭結膜熱

 

3

24

 

6

 

 

6

39

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

6

39

7

2

4

6

5

90

159

感染性胃腸炎

7

43

7

6

11

21

10

204

309

水痘

4

22

14

8

9

12

6

55

130

手足口病

 

1

 

 

 

1

 

1

3

 

伝染性紅斑

5

6

3

9

1

4

 

29

57

突発性発疹

6

17

8

2

2

6

3

36

80

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

1

9

 

 

2

19

1

18

50

麻疹

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

1

3

5

1

13

1

 

15

39

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

5

 

 

 

 

 

 

5

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

12

1

 

 

1

 

10

24

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

[ウイルス分離状況] 6.14 〜 6.18 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

5

 

 

 

2

 

 

3

2