宮城県感染症発生動向調査情報(第 9 週)

宮城県【 平成16 年 3 月 3 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.2.23 〜 2.29 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

23

44

49

33

14

27

39

144

373

−全数報告疾病−

1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:レジオネラ 栗原管内 男性1名
5類感染症:後天性免疫不全症候群 大崎管内 男性1名
                 仙台管内 男性2名
      クロイツフェルト・ヤコブ病
                 仙台管内 男性1名
      RSウイルス     仙台管内 男児3名



−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[感染性胃腸炎]
 登米管内で警報発令中。今後も注意が必要。

[インフルエンザ]
 先週に引き続き県全体でさらに減少し、県内全域で警報が解除されたが、今後も動向に注意が必要。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 過去5年間で最も多い報告数を示し、とくに警報発令中の塩釜で増加している。今後も充分な注意が必要。



【病原体情報】  〜宮城県保健環境センター検査〜

・ノロウイルス2件を検出。
 塩釜(岩沼支所)管内 7週 GU型 1件
 塩釜管内       7週 GU型 1件
・ロタウイルス1件を検出。
 塩釜管内       9週
・Salmonella.javiana(サルモネラ O9群)1件を検出。
 栗原管内       4週

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

70

8

4

12

14

 

135

247

感染性胃腸炎

22

108

14

37

37

39

38

278

573

水痘

5

14

10

5

7

16

2

55

114

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

3

4

 

伝染性紅斑

7

 

1

1

1

3

 

11

24

突発性発疹

2

13

2

1

3

6

3

17

47

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

ヘルパンギーナ

 

 

2

 

 

1

 

3

6

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

2

 

 

4

6

1

11

24

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

13

 

 

 

 

 

10

28

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 2.16 〜 2.27 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

70

 

5

 

 

6

 

 

1

5

一時減少したとみられたインフルエンザ(A型)が、仙台市内で今週よりぶり返してきております。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)
(ウイルス分離情報は第8,9週の合計数です)