宮城県感染症発生動向調査情報(第 47 週)

宮城県【 平成16 年 11 月 24 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.11.15 〜 11.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

4

1

1

6

 

−全数報告疾病−
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 仙台管内 男性1名
5類感染症:急性ウイルス性肝炎(B型)
                  仙台管内 男性1名
      急性脳炎        仙台管内 男性1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[RSウイルス感染症]
 依然として仙台・登米管内からの報告が多い。仙台医療センター第45、46週採取検体からもRSウイルスが11件づつ分離された。注意が必要。

[水痘]
 大崎・気仙沼管内で注意報が発令された。例年第43週前後から増加する傾向がある。今後の動向に注意。

[伝染性紅斑]
 塩釜管内で倍増した。今後の動向に注意。

[インフルエンザ]
 ウイルスは分離されていないが、先週と同数の6件の報告があった。今後の動向に注意。


【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 検出なし

咽頭結膜熱

 

1

1

 

 

 

 

2

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

22

2

2

1

6

1

51

86

感染性胃腸炎

13

52

4

23

13

16

10

122

253

水痘

6

22

21

6

3

9

17

43

127

手足口病

 

21

 

6

1

16

 

32

76

伝染性紅斑

1

14

4

 

 

 

 

14

33

突発性発疹

 

15

5

 

2

5

7

22

56

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

3

2

 

 

 

 

6

11

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

8

 

 

5

1

 

8

23

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

2

 

 

3

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

10

 

 

27

37

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

12

3

3

 

 

1

4

28

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 11.8(第46週) 〜 11.19(第47週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

15

 

 

 

 

 

 

 

桃生郡河南町の小学生2名FluA陽性との連絡が入りました。(涌谷町米谷医院米谷則美先生から)(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)