宮城県感染症発生動向調査情報(第 44 週)

宮城県【 平成16 年 11 月 2 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.10.25 〜 10.31 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

−全数報告疾病−
1類・2類・3類・4類感染症:報告なし
5類感染症:
   急性脳炎       大崎管内 女性1名
   アメーバ赤痢     仙台管内 男性1名
   後天性免疫不全症候群 仙台管内 男性3名



−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[水痘]
 塩釜・気仙沼管内で急増した。例年この時期から増加する傾向にあり、今後の動向に注意。

[RSウイルス感染症]
 仙台医療センター第42週採取分からRSウイルスが10件分離された。今後の動向に注意。

[インフルエンザ]
 仙台管内では2週連続して報告されている。今後の動向に注意。

[急性脳炎]
 大崎管内で報告された患者は、腎機能が低下(人工透析)しており、スギヒラタケを摂食していた。過去県内での急性脳炎の報告は、平成12・13年が各1件、14・15年は0件となっている。秋田県の報告数は全国で最も多く、疑いがある症例を含めると30日までに22件の届け出があり、死者は6人に達した。



【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 検出なし

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

17

3

 

5

7

1

37

70

感染性胃腸炎

4

24

4

7

14

13

6

82

154

水痘

2

27

2

 

6

8

8

19

72

手足口病

1

29

12

13

4

9

 

12

80

伝染性紅斑

2

4

 

 

 

2

 

8

16

 

突発性発疹

2

12

5

2

3

6

6

19

55

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

5

1

5

5

2

4

10

32

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

8

 

 

1

1

 

15

25

急性出血性結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

2

3

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

6

1

1

 

 

 

3

17

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 10.18(第43週) 〜 10.30(第44週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

6

 

 

 

 

 

 

1