宮城県感染症発生動向調査情報(第 2 週)

宮城県【 平成16 年 1 月 14 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.1.5 〜 1.11 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

60

136

38

15

70

48

20

405

792

   −全数報告疾病−
1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:マラリア 仙台管内 男性1名
5類感染症:アメーバ赤痢 仙台管内 男性1名 女性1名
      RSウイルス 塩釜管内 男児1名
             仙台管内 男児2名


   −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]
 石巻、塩釜、登米管内で注意報発令されるなど急激に増加。今後集団発生もあるので十分な注意が必要。

[水痘]
 塩釜管内で急増し、石巻管内と共に警報発令。今後も注意が必要。

[感染性胃腸炎]
 気仙沼、塩釜、石巻管内で警報発令中。引き続き十分な注意が必要。

[咽頭結膜熱]
 栗原管内で昨年の第49週から報告数が多く警報発令中。注意が必要。


【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
 第50週の栗原保健所管内よりアデノウイルス3型2件検出。
 第2週の塩釜保健所岩沼支所管内より、ノロウイルス・G2型5件検出。

咽頭結膜熱

 

1

 

8

 

 

 

17

26

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

17

4

2

3

11

 

65

102

感染性胃腸炎

32

185

42

24

36

135

93

417

964

水痘

14

71

25

13

6

48

16

86

279

手足口病

 

6

1

 

 

 

 

4

11

 

伝染性紅斑

 

3

2

4

 

10

 

25

44

突発性発疹

2

8

4

2

1

10

1

33

61

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

13

5

2

3

12

 

3

18

56

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

21

 

2

11

 

1

13

50

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

1

 

 

 

6

8

 

[ウイルス分離状況] 1.5 〜 1.9 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

9

2

2

 

 

8

1

 

 

1

1月に入ってインフルエンザA香港型が検出されてます。今後の流行にご注意下さい。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)
※ウイルス分離情報は1週、2週の合計分ですので感染症発生動向調査第1週の再掲載になります。(情報センター)