宮城県感染症発生動向調査情報(第 37 週)

宮城県【 平成15 年 9 月 17 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.9.8 〜 9.14 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全数報告疾病 1類・4類感染症:報告なし
2類感染症:パラチフス 仙台地区 男性1名
      腸チフス  仙台地区 男性1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
      仙南地区 女性1名  仙台地区 男性2名
  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[腸管出血性大腸菌感染症]例年に比べ全国の報告数は少ない傾向であったが、第34週より増加している。県内では、33週3名、34週4名、35週2名、36と37週が3名と連続して報告され今後の動向に注意が必要。
[手足口病]気仙沼地区は第31週から引き続き流行発生警報が継続している。今後の動向に注意が必要。
[ヘルパンギーナ]気仙沼地区ではいまだに流行発生警報継続中[6.0(2.0)]。
[マイコプラズマ肺炎]定点6名(仙南地区1名、塩釜地区5名)、拡張疾患で19名(塩釜地区5名、気仙沼地区1名、仙台地区13名)と増加した。今後注意が必要。
 【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
第33週及び34週の気仙沼保健所管内におけるヘルパンギーナ患者より、コクサッキーウイルスA10型6件およびコクサッキーウイルスB2型1件検出。
 第34週の気仙沼保健所管内における手足口病患者よりコクサッキーウイルスA10型1件およびエンテロウイルス71型1件検出。

<<STD 発生動向調査情報(月報) 8月>>
 宮城県【平成15年 9月12日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         44  38
性器ヘルペスウイルス感染症       4  13
尖形コンジローム           14  10
淋菌感染症              55   7
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  40  17
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     17   7
薬剤耐性緑膿菌感染症          6   2

咽頭結膜熱

 

2

 

 

2

 

 

2

6

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

12

1

3

4

3

 

23

46

感染性胃腸炎

14

24

1

14

2

17

8

63

143

水痘

2

12

2

 

5

2

 

17

40

手足口病

19

19

5

1

2

15

12

53

126

伝染性紅斑

 

4

1

5

 

12

 

5

27

突発性発疹

5

12

12

 

3

10

3

24

69

百日咳

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

7

5

 

7

6

5

24

17

71

麻疹

 

2

 

 

 

1

 

 

3

 

流行性耳下腺炎

6

2

1

1

1

 

1

9

21

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

2

 

1

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

10

 

 

 

 

1

13

25

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

10

10

 

[ウイルス分離状況] 9.8 〜 9.12 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV