宮城県感染症発生動向調査情報(第 38 週)

宮城県【 平成15 年 9 月 24 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.9.15 〜 9.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全数報告疾病
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
      大崎地区 男性1名  仙台地区 女性1名

  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[水痘]
 例年、これからが報告数が多くなる傾向にある。今後の動向に注意。
[感染性胃腸炎]
 例年、この時期から増え第50週前後でピークに達している。県北で増加傾向にあり、今後の動向に注意。
[マイコプラズマ肺炎]
 塩釜地区を中心に第21から第25週にかけピークに達した後、一時減少したが再び増加する傾向にあり、今後も注意が必要。
[手足口病]
 気仙沼地区は第31週から流行発生警報[5.0(2.0)]が継続している。引き続き注意が必要。
[伝染性紅斑]
 石巻地区で第25週から流行発生警報[2.0(1.0)]が継続している。今も注意が必要。
[ヘルパンギーナ]
 気仙沼地区ではいまだに流行発生警報継続中[6.0(2.0)]。

【病原体情報】
〜宮城県保健環境センター検査〜
 第33週の気仙沼保健所管内におけるヘルパンギーナ患者より、コクサッキーウイルスA10型1件検出
〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
 ・RSウイルス 3件
 ・ムンプスウイルス 2件
 ・アデノウイルス 1件
 ・エンテロウイルス 2件
 ・単純ヘルペスウイルス 1件

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

6

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

7

1

2

2

5

 

9

26

感染性胃腸炎

13

22

 

15

8

21

12

55

146

水痘

3

11

2

10

2

3

 

10

41

手足口病

13

23

15

1

1

14

21

52

140

伝染性紅斑

1

3

 

2

1

8

1

9

25

突発性発疹

4

5

5

 

2

3

4

34

57

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

7

8

6

4

 

6

15

20

66

麻疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

 

1

 

4

1

 

2

5

13

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

3

 

4

8

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

13

 

 

 

2

 

4

20

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

2

 

 

2

 

 

6

10

 

[ウイルス分離状況] 9.16 〜 9.19 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

3

2

 

1

2

 

1