宮城県感染症発生動向調査情報(第 32 週)

宮城県【 平成15 年 8 月 13 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.8.4 〜 8.10 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全数報告疾病
1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:アメーバ赤痢 石巻地区 男性 35歳

  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]
 仙南、気仙沼地域で増加している。他の地区では減少傾向にあるが、現在も全域で流行発生警報発令中。引き続き注意が必要。

[手足口病]
 先週に引き続き気仙沼地区で定点当たり報告数がさらに急増。仙南地区でエンテロウイルス71型(第28週を参照)が検出されている。今後の動向に注意。

[水痘]
 栗原、仙南、気仙沼地区で報告が多く注意が必要。

[麻疹]
 石巻地区で急増(6歳未満の小児)。注意が必要。

[流行性耳下腺炎]
 栗原、登米地区の定点当たり報告数が高い値を示している。注意が必要。


【病原体情報】
〜保健環境センター検査〜
 第27週及び28週の塩釜保健所管内(亘理)における手足口病患者よりエンテロウイルス71型4件検出。

〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
 ・RSウイルス1件
 ・麻疹ウイルス1件
 ・アデノウイルス3件

咽頭結膜熱

 

3

 

 

 

 

 

2

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

9

 

2

1

3

1

7

23

感染性胃腸炎

7

21

1

5

9

10

15

56

124

水痘

21

16

 

15

5

6

11

47

121

手足口病

12

13

1

13

17

30

27

56

169

伝染性紅斑

2

7

 

 

 

16

 

8

33

突発性発疹

2

4

3

5

2

11

2

22

51

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

42

41

16

17

9

40

76

139

380

麻疹

1

3

2

 

2

13

 

7

28

流行性耳下腺炎

3

6

1

10

12

 

1

28

61

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

1

 

1

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

3

1

 

 

 

 

2

6

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

3

 

 

 

 

 

6

9

 

[ウイルス分離状況] 8.4 〜 8.8 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

1

 

1

3