宮城県感染症発生動向調査情報(第 16 週)

宮城県【 平成15 年 4 月 24 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.4.14 〜 4.20 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

12

 

 

 

15

12

10

49

全数報告疾病
1類・2類・3類感染症:報告なし。
4類感染症:アメーバ赤痢(50歳男性)が1件仙台市で報告されている。


  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[感染性胃腸炎]
 県内全体の定点当たり報告数は先週(7.54)よりわずかに減少しているが、大崎地区では先週(2.00)に比べ増加している。
[インフルエンザ]
 先週に引き続き県全体の定点当たり報告数は減少している(1.20->0.51)。第14週には、全国的にも減少を続け2.0を下回った。
[水痘]
 県全体の定点当たり報告数は先週と同じだが、仙南、塩釜地区で定点当たり報告数が2.0を超え増加傾向にある。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 先週に比べ県全体でやや増加傾向にあり(1.05->1.31)、特に塩釜地区(2.13->3.50)、登米地区(2.33->3.00)、石巻地区(0.67->1.67)で今後の動向に注意。
[麻疹]
 登米地区で、13週から比較的高い値を継続して示している。
[マイコプラズマ肺炎]
 塩釜地区で、継続して報告数が多く、今後の動向に注意する必要がある。

【病原体情報】
  〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
・インフルエンザウイルスの検出状況9件(未解析 9件)

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

28

4

4

9

10

 

22

77

感染性胃腸炎

28

66

46

19

11

29

19

165

383

水痘

13

17

12

3

3

1

6

24

79

手足口病

 

5

2

 

 

 

 

 

7

 

伝染性紅斑

2

5

2

 

 

5

6

14

34

突発性発疹

8

7

10

 

4

8

3

25

65

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

2

 

 

2

 

麻疹

 

2

1

 

6

1

 

3

13

 

流行性耳下腺炎

2

7

1

3

5

6

2

23

49

急性出血性結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

1

 

 

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

16

 

 

 

 

 

3

19

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

1

 

3

5

 

[ウイルス分離状況] 4.14 〜 4.18 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

9

1

1

1

 

4

1

1

1