宮城県感染症発生動向調査情報(第 13 週)

宮城県【 平成15 年 4 月 2 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.3.24 〜 3.30 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

55

101

40

19

71

98

25

236

645

全数報告疾病
 1類・2類・3類・4類感染症:報告なし。

  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]先週に引き続き定点当り報告数は減少している。塩釜、石巻地区は注意報解除。登米地区は定点当り報告数が先週(24.60)より減少したが警報は継続中。
[感染性胃腸炎]塩釜、石巻地区の警報は解除。
[麻疹]先週は栗原地区の定点当り報告数が(1.67)他の地区より高い値を示していたが、今週は登米地区で他の地区より高値となり、今後の動向に注意。
[マイコプラズマ肺炎]先週の塩釜地区の定点当たり報告数は高かった(12.00)。今週は減少しているが、全国的には定点当り報告数が増加しており、11週の報告数は過去3年間の同時期の2倍以上となった。(国立感染症研究所 IDWR 2003年11週)

【病原体情報】
〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
・インフルエンザウイルスの検出状況87件(B型 2件、未解析 85件)
・麻疹ウイルス1件検出。

<<STD 発生動向調査情報(月報) 2月>>
 宮城県【平成15年 3月17日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         32  36
性器ヘルペスウイルス感染症       5  13
尖形コンジローム           12   7
淋菌感染症              26   5
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  24  20
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症      8   5
薬剤耐性緑膿菌感染症          1   0

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

4

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

19

2

 

2

1

 

23

47

感染性胃腸炎

17

79

19

 

26

59

33

207

440

水痘

6

6

31

 

12

5

14

35

109

手足口病

 

 

1

 

 

 

1

1

3

 

伝染性紅斑

1

2

3

 

 

6

 

5

17

突発性発疹

5

 

3

 

2

9

2

20

41

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

麻疹

 

 

3

 

4

 

 

3

10

 

流行性耳下腺炎

4

4

2

 

12

8

3

26

59

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

3

 

 

 

 

1

2

9

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 3.24 〜 3.28 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

87

1

1

1

1

3

2

2

 

3

4月に入ってインフルエンザ(B型)は終息しつつあります。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)