宮城県感染症発生動向調査情報(第 51 週)

宮城県【 平成15 年 12 月 24 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.12.15 〜 12.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

2

 

1

5

7

3

13

31

 −全数報告疾病−
1・2・3・4類感染症:報告なし
5類感染症:RSウイルス
      仙台地区で男児1名女児2名報告あり

   −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]
 仙台で1件のみであったが、今週は仙南、大崎地区を除き報告があった。先週AH3型(仙台市2件、栗原地区1件)が検出されており、今後の動向に注意。
[感染性胃腸炎]
 県全体では増加しており、特に塩釜、石巻、気仙沼地区で急増。引き続き十分な注意が必要。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜、仙台地区では警報発令中。石巻地区でも増加傾向にある。引き続き注意が必要。
[流行性耳下腺炎]
 登米地区で警報発令となった。今後の動向に注意。

【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
 第51週の塩釜保健所管内における感染性胃腸炎患者よりノロウイルス・G2型6件(3件は岩沼支所管内)を検出。

<<STD 発生動向調査情報(月報)11月>>
 宮城県【平成15年12月15日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         34  38
性器ヘルペスウイルス感染症       3  16
尖形コンジローム           11   2
淋菌感染症              34   6
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  21  10
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     21  11
薬剤耐性緑膿菌感染症          1   0

咽頭結膜熱

 

 

 

4

1

 

 

5

10

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

7

47

7

4

6

20

 

112

203

感染性胃腸炎

54

265

43

62

93

180

135

685

1517

水痘

18

30

9

17

2

29

12

52

169

手足口病

 

11

2

5

1

 

 

14

33

伝染性紅斑

 

3

1

5

 

7

2

23

41

突発性発疹

2

8

7

1

3

8

1

17

47

百日咳

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

1

 

 

2

3

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

8

2

2

1

22

 

6

29

70

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

3

 

2

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

40

1

 

1

2

1

14

60

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 12.15 〜 12.19 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

2

4

3

 

 

6

1

 

 

1

アデノ、RSそしてパラインフルエンザウイルスが主です。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)