宮城県感染症発生動向調査情報(第 38 週)

宮城県【 平成14 年 9 月 26 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.9.16 〜 9.22 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−今週の全数報告疾病−
1類・3類感染症:報告なし
2類感染症:コレラ1件(仙台市内、女、ベトナムで感染)。本年2件目。
      細菌性赤痢1件(仙台市内、女)本年累計16件。(昨年同期6件)
4類感染症:後天性免疫不全症候群(AIDS)1件(仙台市内、男、カリニ肺炎)、本年6件目。
      レジオネラ症1件。(仙台市内、男、37週追加)本年4件目。

   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎] 今週は、先週に比べ増加。33週から増加傾向。
[流行性耳下腺炎] 先週と比べて増加。仙南地区が他の地区に比べて高い。大崎地区の動向にも注意。昨年は、年末にかけて上昇。
[手足口病] 0.85(35週)->1.14(36週)->1.29(今週)->1.32(今週)。今後の推移に注意。

 〜平成14年度インフルエンザワクチン株の選考経過 2〜
 平成14年度(2002/03シーズン)に向けたインフルエンザワクチン株(3種類)の1つ、A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)の選考過程について2001/2002年インフルエンザの流行は、国内外とも中規模。我が国では、A/H1N1型(ソ連型)が1999/2000、2000/2001、2001/2002年の3シーズン連続して流行。2001/2002年シーズンはA/H3N2型(香港型)とともに流行。流行ウイルス株の抗原解析及び遺伝子塩基配列の解析の結果、2001/2002年シーズンのワクチン株であるA/ニューカレドニア/20/99(H1N1)類似のウイルスが主流を占め、抗原変異株は5%未満と非常に少なく、また大きな抗原変異株は検出されなかった。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

6

1

 

1

 

 

3

11

感染性胃腸炎

11

35

4

15

9

25

11

56

166

水痘

5

1

 

1

2

 

1

7

17

 

手足口病

1

 

13

9

3

13

8

31

78

伝染性紅斑

 

 

4

2

12

 

4

1

23

 

突発性発疹

5

5

8

4

 

1

4

31

58

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

4

1

 

4

11

3

10

33

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

15

11

12

1

5

4

5

52

105

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

 

 

2

 

2

3

4

14

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

[ウイルス分離状況] 9.17 〜 9.20 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

2

 

1

 

 

2

1