宮城県感染症発生動向調査情報(第 28 週)

宮城県【 平成14 年 7 月 19 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.7.8 〜 7.14 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

1

 

 

7

8

 

−今週の全数報告疾病−
1類感染症、2類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1件(仙台市内、男、O-157)
4類感染症:急性ウイルス性肝炎1件(仙台市内、男、B型)

   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-

[感染性胃腸炎]
 過去10週間で塩釜地区は、定点報告数が10以上の週が7回あり、他地区と比べ高い。
[ヘルパンギーナ]
 先週5位から2位に急浮上。定点報告数の推移は、0.59(24週)->0.49(25週)->0.93(26週)->1.76(27週)->4.85(今週)。今後の動向に特に注意。全国の動きも同様。1.32(23週)->1.69(24週)->2.29(25週)->2.56(26週)->3.26(27週)。
[手足口病]
 定点報告数の増加傾向つづく。0.66(23週)->1.08(24週)->2.00(25週)->2.05(26週)->2.71(27週)->4.53(今週)。仙南、塩釜、登米地区が他管内より高い。特に登米地区が際立っている。3.67(24週)->13.33(25週)->14.00(26週)->10.00(27週)->24.00(今週)。今後の動向に注意。
[流行性耳下腺炎]
 3.95は、今年1番の高さ、大崎、気仙沼地区以外が高い。今年は年初めから基本的に増加傾向がつづく。昨年は、18週から36週にひとつのピーク(定点報告数最大で1.39)。その後安定し、40週以降今週まで上昇基調が
続いている例年に比べ定点報告数が多い。
[水痘] 18週(4.29〜5.5)1.29から上昇傾向続く。石巻、気仙沼管内の動向に注意。
※全国〜無菌性髄膜炎
全国的に増加傾向。本県では現時点報告は少ないが、0.14(23週)->0.26(24週)->0.29(25週)->0.36(26週)->0.30(27週)

咽頭結膜熱

 

2

 

7

 

2

 

6

17

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

15

1

 

7

1

 

17

43

感染性胃腸炎

5

90

4

19

20

16

15

131

300

水痘

16

14

21

2

16

48

29

65

211

手足口病

48

35

7

3

72

15

7

80

267

伝染性紅斑

2

3

3

 

2

6

 

13

29

突発性発疹

4

2

3

3

3

3

2

23

43

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

1

42

4

14

9

17

40

159

286

麻疹

 

 

3

 

 

8

1

7

19

 

流行性耳下腺炎

40

37

7

15

17

21

1

95

233

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

1

 

1

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

1

 

 

 

 

 

2

7

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

10

10

 

[ウイルス分離状況] 7.8 〜 7.5 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

3

1