宮城県感染症発生動向調査情報(第 26 週)

宮城県【 平成14 年 7 月 4 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.6.24 〜 6.30 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

16

 

3

1

20

−今週の全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢2件(栗原管内、男。仙台市、女)
本年累計8件(栗原管内2件、石巻管内1件、仙台市内5件)
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1件(女、O-157 VT2+)
本年累計12件〜仙南管内1件、大崎管内2件、登米管内7件、栗原管内1件、気仙沼管内1件:仙南、気仙沼管内がO-157、他はすべてO-26
4類感染症:急性ウイルス性肝炎2件(いずれも仙台市内、B型、男)
本年累計28件(A型肝炎:18件、B型肝炎:10件)
   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎] 定点報告数7以上が第20週から続いている。引き続き仙南、大崎以外の地区の動向に注目。宮城県は第24週(7.32)、25週(7.19)、2週続けて全国1位。
[水痘] 今週3.37は、今年最高値。18週(4.29-5.5)1.29から上昇傾向つづく。大崎、登米、石巻、気仙沼管内の動向に注意。特に気仙沼管内の動きには注目。1.33(22週)->3.67(23週)->4.67(24週)->6.00(25週)->9.33(今週)
[流行性耳下腺炎] 3.34は、3.88(23週)についで今年2番目の高さ。1.34(18週)->2.54(19週)->2.69(20週)->2.36(21週)->2.76(22週)->3.88(23週)->2.63(24週)->3.14(25週)->3.34(今週)。昨年、一昨年に比べて定点報告数が高く推移。今後の動向に注意。
[手足口病] 定点報告数が増加傾向つづく。特に仙南地区、登米地区が他管内より高い。
仙南地区:1.20(23週)->5.20(24週)->6.60(25週)->7.00(今週)。
登米地区:3.67(24週)->13.33(25週)->14.00(今週)。今後の動向に十分注意。
[インフルエンザ] ほぼ終息。
〜病原体情報〜
 国立仙台病院ウイルスセンターのインフルエンザウイルス検出状況は、2件で、Aソ連型-0、A香港型-0、B型-0、C型-0、未解析-2。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

14

3

1

12

2

1

26

62

感染性胃腸炎

20

89

9

19

13

59

21

230

460

水痘

15

23

22

5

15

52

28

39

199

手足口病

35

12

1

 

42

1

 

30

121

伝染性紅斑

2

7

9

 

3

 

1

11

33

突発性発疹

2

12

12

2

2

8

6

12

56

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

2

1

 

 

 

1

 

4

 

ヘルパンギーナ

2

9

 

2

 

6

5

31

55

麻疹

 

3

 

 

 

1

5

 

9

 

流行性耳下腺炎

31

22

15

4

27

33

3

62

197

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

 

 

 

1

 

2

1

8

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

5

 

 

 

 

 

 

 

5

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

[ウイルス分離状況] 6.24 〜 6.28 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

2

3

 

2

 

2

 

 

1

1