宮城県感染症発生動向調査情報(第 16 週)

宮城県【 平成14 年 4 月 26 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.4.15 〜 4.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

22

48

3

1

61

35

15

71

256

      −今週の全数報告疾病−
1類感染症:報告なし。
2類感染症:報告なし。
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症(O157)2件報告(第15週追加報告1件〜気仙沼管内患者女)、今週1件〜上記患者家族(健常者男)今年累積8件〜登米管内:O26が6件(男:2件、女:4件)、気仙沼管内:O157が2件(男・女各1件)
4類感染症:急性ウイルス性肝炎(A型)1件(塩釜管内、女)今年累積18例報告(A型肝炎:13例。B型肝炎:5例)アメーバ赤痢1件(石巻管内、男)。今年累積3件(石巻管内:1件、仙台市内:2件)(第3週、第10週)後天性免疫不全症候群1件(仙台市、第15週の追加報告)

   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[インフルエンザ]
 定点報告数は、先週(第15週)1.25から増加した。登米管内で注意報発令。病原体情報によるとB型の割合(=B型件数/全体数-未解析)が増加する傾向。12%(12週)->41%(13週)->62%(14週)->85%(15週)->71%(今週)
[感染性胃腸炎]
 塩釜、栗原、登米、石巻地区の定点報告数は、高い傾向にある。

<<STD 発生動向調査情報(月報) 3月>>
 宮城県【平成14年 4月24日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         42  45
性器ヘルペスウイルス感染症       4  11
尖形コンジローム           14   5
淋菌感染症              40   5
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  24  25
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     11  10
薬剤耐性緑膿菌感染症          0   2

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

9

 

2

6

5

1

12

36

感染性胃腸炎

31

68

13

22

21

60

16

144

375

水痘

7

4

7

4

18

8

7

33

88

手足口病

 

 

 

 

 

 

 

13

13

 

伝染性紅斑

1

14

1

2

5

19

2

5

49

突発性発疹

8

4

3

1

2

12

5

24

59

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

2

 

 

 

 

 

 

2

 

ヘルパンギーナ

 

6

1

 

 

 

 

 

7

 

麻疹

 

 

2

 

 

5

 

 

7

 

流行性耳下腺炎

9

2

26

13

9

22

3

31

115

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

13

14

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

 

 

 

 

1

 

2

7

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

1

 

2

3

 

[ウイルス分離状況] 4.15 〜 4.19 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

59

 

1

 

 

2

 

 

 

 

今年は4月下旬になっても、インフルエンザ(B型)の流行が続いています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)