宮城県感染症発生動向調査情報(第 13 週)

宮城県【 平成14 年 4 月 5 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.3.25 〜 3.31 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

72

149

13

25

91

159

80

328

917

      −今週の全数報告疾病−
1類感染症:報告なし。
2類感染症:報告なし。
3類感染症:腸管出血性大腸菌5例(登米管内。第12週      にも同管内で1例報告。)
4類感染症:A型肝炎3件(仙台市内)。
      今年累積10例報告あり。(A型肝炎:5例      B型肝炎:5例)
   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[インフルエンザ]
 定点報告数は、第9週に29.39をピークに21.91(第11週)->15.26(第12週)->9.45(第13週)と減少。しかし、仙南、登米、石巻、気仙沼管内及び仙台市内では、引き続き警報が発令中で注意が必要。 
 全国(第12週)では、定点報告数は、7.79で、前週より減少。しかし、新潟県(48.07)、山形県(26.56)、富山県(22.56)では、定点報告数が多い。
[感染性胃腸炎]
 第8週の定点報告数18.51をピークに減少傾向。
13.78(第11週)->10.37(第12週)->9.00(第13週)
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内が、依然として他管内より定点報告数が多い
[麻疹]
 全国(第12週)では、定点報告数平均は0.13。しかし、福島県(0.63)、愛知県(0.42)、千葉県(0.36)が全国的には高い。宮城県は0.07(第12週)で報告道県33中定点報告数の多い順で19位。

【病原体情報】
 @登米管内の12週発症者の家族5人から腸管出血性大  腸菌感染症O26が検出された。
 A国立仙台病院ウイルスセンタ-のウイルス検出状況は、52件で、  A/ソ連型-2、A/香港型-21、B型-17、C型-1、未解  析-11)。

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

5

15

2

 

13

12

2

37

86

感染性胃腸炎

48

111

8

23

60

93

30

158

531

水痘

5

6

13

6

8

11

3

34

86

手足口病

 

 

 

 

 

 

 

8

8

 

伝染性紅斑

2

5

1

 

5

7

2

13

35

突発性発疹

1

2

9

 

 

7

7

20

46

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

1

2

 

 

 

 

 

3

 

麻疹

 

 

1

 

1

 

 

1

3

 

流行性耳下腺炎

13

12

20

22

12

62

2

27

170

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

2

 

1

 

3

 

6

18

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 3.25 〜 3.29 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

52

 

3

 

 

 

 

 

 

1