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傾向

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仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

4

16

20

−今週の全数報告疾病−1類･2類･3類感染症：報告なし。
4類感染症：急性ウイルス性肝炎2件(仙台市内B型､男､女)
　　　　　 ジアルジア症1件(今年初､仙台市内､男)
　ジアルジア症は､ランブル鞭毛虫Giardia Lambliaの感染による下痢性疾患｡本症は､経口感染｡食品を介した小規模感染や､飲料水を介した大規模集団感染がある｡主な症状は､下痢､衰弱感､体重減少｡腹痛､悪心､脂肪便など｡
　　　-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
［感染性胃腸炎］5.98(46週)->6.20(47週)->9.95(48週)->13.75(今週)｡今ｼｰｽﾞﾝ初めて栗原､気仙沼の2地区で定点報告数20(警報発令基準)を超えた｡今後の動向に注意｡
［水痘］先週(2.27)に比べ増加｡特に､気仙沼地区は､先週(3.67)からの上昇が目立つ｡今後の動向に注意｡
［流行性耳下腺炎］先週(1.86)に比べ減少｡しかし､仙南地区が､先週(3.80)からの上昇が目立つ｡今後の動向に注意｡
［A群溶血性レンサ球菌咽頭炎］先週(1.46)に比べ増加｡
［インフルエンザ］先週(0.07)に比べ増加｡今後の動向に注意｡
《病原体情報》
〜宮城県保健環境センター検査〜
・44週登米管内かぜ症候群患者から､ﾊﾟﾗｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ2型を2件検出。
・48週登米管内感染性胃腸炎患者から､下痢原性大腸菌(EPEC Ｏ111)1件検出｡
　〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
・インフルエンザウイルスAH3型(香港型)2件検出(下記IASR速報の3件のうちの2件)｡
　〜病原微生物検出情報速報(IASR）〜
　仙台市では､10月中旬−11月中旬にかけ､かぜ様症状を訴える患者が多かったが､患者から分離されるウイルスはパラインフルエンザ及びエンテロウイルスが主流であった｡(10月28日−11月15日の3週間で各々10件､7件の分離｡しかし､その後11月中旬〜下旬にかけて､仙台市宮城野区及び青葉区内において採取された検体から､AH3型(香港型)が3件検出。

咽頭結膜熱

13

13

Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎

25

8

3

10

4

57

107

◎

感染性胃腸炎

63

98

32

73

53

70

64

358

811

◎

水痘

8

23

9

5

10

7

33

74

169

◎

手足口病

4

15

5

6

2

15

47

○

伝染性紅斑

1

2

2

2

3

1

6

8

25

○

突発性発疹

4

1

6

1

1

7

4

28

52

○

百日咳

1

1

風疹

1

1

ヘルパンギーナ

麻疹

流行性耳下腺炎

34

5

5

10

8

5

3

38

108

◎

急性出血性結膜炎

流行性角結膜炎

1

1

2

急性脳炎(日本脳炎を除く)

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

無菌性髄膜炎

マイコプラズマ肺炎

7

2

5

7

1

7

29

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

1

成人麻疹

川崎病

不明の発疹性疾患

1

1

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

2

4

5

1

2

1

1

2

Adeno、ParaそしてRSが検出されています。福岡でインフルエンザの流行（AH3が主）が始まったとのことです。今後、当地での流行にご留意下さい。（コメント：永井小児科医院 永井幸夫）