宮城県感染症発生動向調査情報(第 2 週)

宮城県【 平成14 年 1 月 18 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.1.7 〜 1.13 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

3

4

1

 

5

13

 

−全数報告疾病−
 1類及び3類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が仙台市で1件報告されている。
 4類感染症のクロイツフェルト・ヤコブ病及び後天性免疫不全症候群が仙台市で各1件報告されている。
 -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎]
 先週まで年末年始の医療機関休診による患者報告数の減少がみられたが、今週は県内全体で増加。特に、気仙沼管内では定点当たり報告数23.0と多発。
[水痘]
 県内全体で患者は多発。
[伝染性紅斑]
 依然として登米管内では患者が多発。
[流行性耳下腺炎]
 昨年11月から流行している石巻管内の定点当たり報告数10.5を筆頭に、大崎・栗原管内で多発。
[マイコプラズマ肺炎]
仙台市及び石巻管内の小児科定点及び仙南管内の基幹病院定点で患者多発。
《国立感染症研究所ホームページ要約》
  −12月17日〜12月23日までの第51週報−
 インフルエンザは、流行開始の指標と考えられる全国集計の定点当たり報告数1.0を越えておらず、大分県、群馬県、宮崎県でそれぞれ定点当たり報告数2.7、2.1、1.3となっている。
 感染性胃腸炎、水痘の定点当たり報告数は12週連続して増加している。例年は第49〜51週の年末にピークを迎える。
 流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週続けて前週より増加し、依然として過去5年間の同時期にくらべかなり多い状態が持続している。
 マイコプラズマ肺炎(基幹病院報告)の定点当たり報告数は3週連続で減少している。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

18

2

3

2

15

2

21

64

感染性胃腸炎

82

124

40

48

53

93

69

230

739

水痘

20

23

21

14

9

15

2

92

196

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

伝染性紅斑

3

5

2

2

9

1

 

12

34

突発性発疹

6

7

5

1

4

3

7

24

57

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

4

 

 

 

 

 

 

4

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性耳下腺炎

2

14

27

11

6

63

 

23

146

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

3

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

2

 

3

 

5

2

13

31

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

[ウイルス分離状況] 〜 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV