宮城県感染症発生動向調査情報(第 3 週)

宮城県【 平成14 年 1 月 30 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.1.14 〜 1.20 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

1

5

 

6

 

2

29

43

−全数報告疾病−
 1類感染症、3類感染症及び4類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が仙台市で1件報告されている。
 -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎]
 気仙沼管内の定点当たり報告数31.0を筆頭に県内全体で患者多発。
[水痘]
 県内全体で患者多発。
[伝染性紅斑]
 登米管内の定点当たり報告数は2.67で、依然として患者流行が続いている。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内では依然として患者多発。
[マイコプラズマ肺炎]
 県内全体で患者が散発。

【病原体情報】
 仙台市内の赤痢患者からソンネ赤痢菌を検出(仙台市衛生研究所)。仙台市内の医療機関からの検体では、仙台市衛研でA/ソ連型1件、国立仙台病院ウイルスセンタ-で6件(A/香港型3件、A/ソ連型2件、B型1件)検出。
 
《おわび》
第3週報の発行に際しては、国の結核・感染症発生動向調査システムのバ-ジョンアップの際に、本県の週報システムが正常に作動せず、発行が遅れました。現在、復旧に努めておりますのでよろしくお願いいたします。

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

2

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

26

4

8

6

5

 

30

82

感染性胃腸炎

71

86

53

73

49

85

93

263

773

水痘

7

15

14

7

5

6

6

72

132

手足口病

 

 

 

 

 

 

 

10

10

 

伝染性紅斑

1

4

 

1

8

3

1

8

26

突発性発疹

5

4

4

4

2

7

8

28

62

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

6

 

 

 

1

1

 

8

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

10

8

9

3

45

 

19

94

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

8

3

 

6

2

2

4

6

31

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 1.15 〜 1.18 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

6

 

10

 

 

5

 

 

1

1

先週後半から仙台市内全域でインフルエンザの流行が始まりました。小学校(低学年が主)、幼稚園そして保育所へと拡がりつつあります。インフルエンザA香港型
が主流です。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)