宮城県感染症発生動向調査情報(第 38 週)

宮城県【 平成13 年 9 月 27 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.9.17 〜 9.23 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
 1類及び2類感染症の報告はない。
 3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が栗原管内で1件報告されている。仙台市で4類感染症のアメーバ赤痢が1件、急性ウイルス性肝炎1件、クロイツフェルト・ヤコブ病1件、後天性免疫不全症候群1件、ツツガムシ病1件、マラリア1件(国外感染)報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[手足口病]
 石巻管内でやや患者多発傾向。
[感染性胃腸炎]
 県内全体患者発生は横ばい。

【病原体情報】
 栗原管内の散発事例の腸管出血性大腸菌感染症患者から、O26を1件検出。

≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −9月3日〜9月9日の第36週報−
 流行性耳下腺炎は例年のごとくこの時期には減少傾向がみられているが、過去10年間の同時期と比較して最大の定点当たり報告数が第19週から続いている。都道府県別では石川県(5.28)、沖縄県(3.24)、福岡県(2.40)などからの報告が多い。伝染性紅斑は、オフシーズンの定点当たり報告数としては、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は34週以降定点当たり報告数は増加傾向にあり、年末年始の流行期に向け、今後も報告数は増加するものと予想される。マイコプラズマ肺炎は、新体制下でサーベランスが開始されて以来最も多い定点当たり報告数となっており、今後の流行シーズンを迎えるにあたって疾患の動向が注目される。

咽頭結膜熱

 

 

1

 

3

 

 

5

9

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

13

 

1

 

15

 

13

43

感染性胃腸炎

18

27

2

8

15

9

4

70

153

水痘

7

1

4

 

1

4

2

13

32

手足口病

1

14

7

 

 

9

10

38

79

伝染性紅斑

2

1

 

2

5

2

3

10

25

突発性発疹

7

6

5

1

3

9

5

28

64

百日咳

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

2

8

1

 

15

18

17

61

麻疹

1

 

 

 

 

3

 

 

4

 

流行性耳下腺炎

 

6

7

2

1

13

1

19

49

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

1

 

8

10

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

4

 

1

4

2

1

10

25

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 9.17 〜 9.21 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

3

1