宮城県感染症発生動向調査情報(第 28 週)

宮城県【 平成13 年 7 月 19 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.7.9 〜 7.15 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

−全数報告疾病−
 1類及び2類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が塩釜管内で1件報告されている。4類感染症の急性ウイルス性肝炎(A型)が仙台市で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]
 塩釜(岩沼支所)管内で定点当り報告数24.0、栗原管内20.0及び太白区19.8と多発。県内全体で患者増加。
[水痘]
 県内全体で依然として多発傾向。
[伝染性紅斑]
 気仙沼管内では第12週から高いレベルで推移。
[手足口病]
 太白区の定点当り報告数5.4を筆頭に仙台市で多発傾向。
[麻疹]
 大崎・登米・石巻で患者発生。
[咽頭結膜熱]
 青葉区で定点当り報告数2.57と多発。

【病原体情報】
 散発事例の腸管出血性大腸菌感染症から、O157を検出。

≪国立感染症研究所ホームページより≫
 −6月25日〜7月1日の第26週報−
 麻疹は過去5年間の同時期と比較して定点当り報告数がかなり多い。流行性耳下腺炎は、最近10年間の同時期と比較して最大の定点当り報告数が続いており、福井県6.1、石川県3.8、新潟県、佐賀県、福岡県各3.7などの報告がある。咽頭結膜熱は、最近10年間の同時期と比較して最大の定点当り報告数が2000年第41週から続いており、夏の本格的なシーズンに向け定点当り報告数増加中である。都道府県別では滋賀県1.3、京都府0.9、埼玉県、青森県各0.8などの報告がある。

咽頭結膜熱

 

 

1

 

 

 

 

21

22

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

21

3

1

3

4

2

36

70

感染性胃腸炎

6

52

7

11

14

11

9

75

185

水痘

7

18

16

8

5

28

12

48

142

手足口病

4

6

2

 

2

6

2

68

90

伝染性紅斑

1

7

 

1

10

2

31

38

90

突発性発疹

7

10

7

1

2

12

5

30

74

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

23

131

17

60

25

7

9

224

496

麻疹

 

 

5

 

3

1

 

 

9

 

流行性耳下腺炎

 

8

14

1

3

29

 

14

69

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

3

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

5

 

 

4

1

 

1

12

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

3

 

 

1

 

 

15

19

 

[ウイルス分離状況] 7.9 〜 7.13 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

2

 

 

 

2