宮城県感染症発生動向調査情報(第 23 週)

宮城県【 平成13 年 6 月 15 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.6.4 〜 6.10 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

−全数報告疾病−
 1類、2類及び4類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が大崎管内で1件及び石巻管内で2件報告されている。
-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[麻疹]
 依然として石巻及び大崎管内で患者多発。
[水痘]
 気仙沼管内の定点当たり報告数6.67を筆頭に県内全体で多発。
[伝染性紅斑]
 気仙沼管内では定点当り報告数9.33と多発。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内で患者がやや多発。
[病原体情報]
 石巻及び大崎管内の各散発事例の患者からO157:H7が検出された。
≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −5月21日〜5月27日の第21週報−
○麻疹の流行状況
 麻疹の定点当り報告数は過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。2001年第1週からの累積患者数は20,740で、年齢階級別では1歳未満2,781(うち6ヶ月未満266)、1歳4,599、2歳2,103、3歳1,524、4歳1,335、5〜9歳4,746、10〜19歳3,258、20歳以上394となっている。感染症発生動向調査では、小児科定点を受診した患者が報告されるが、小児科定点を受診した成人麻疹患者でも小児科定点を通じて報告されている。
 「成人麻疹」の項目には、基幹病院定点を受診した18歳以上の麻疹患者が報告され、多くは入院を要するような比較的重症例であると考えられる。2001年第1週〜第21週までの成人麻疹累積報告数は430(昨年同期145)で、年齢階級別で多いのは、20〜24(156)、20歳以下(119)、25〜29歳(95)などである。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

7

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

27

7

2

4

6

2

65

116

感染性胃腸炎

4

77

7

33

37

51

10

133

352

水痘

15

18

22

19

6

30

20

73

203

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

6

7

 

伝染性紅斑

 

10

1

2

9

5

28

31

86

突発性発疹

9

11

11

 

6

9

3

27

76

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

4

1

1

2

7

3

2

7

27

麻疹

 

 

8

 

 

12

 

2

22

 

流行性耳下腺炎

 

4

5

3

3

18

 

26

59

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

3

 

 

 

5

 

2

16

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

1

 

3

5

 

[ウイルス分離状況] 5.28 〜 6.1 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

2

 

 

 

 

4

 

 

1