宮城県感染症発生動向調査情報(第 24 週)

宮城県【 平成13 年 6 月 21 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.6.11 〜 6.17 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

1

1

2

 

−全数報告疾病−
 1類及び2類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が石巻・大崎管内及び仙台市で各1件報告されている。4類感染症のジアルジア症及びレジオネラ症が仙台市で各1件発生している。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[水痘]
石巻管内の定点当り報告数7.33を筆頭に県内全体で多発。
[麻疹]
依然として大崎管内で患者多発。
[伝染性紅斑]
先週に引き続き、気仙沼管内では定点当り報告数8.0と多発。
[流行性耳下腺炎]
先週に引き続き石巻管内で患者がやや多発。
[マイコプラズマ肺炎]
仙南管内及び宮城野区で、定点当り報告数各6名づつ発生。

≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −5月28日〜6月3日の第22週報−
 麻疹が過去5年間の同時期と比較して定点当り報告数がかなり多い状態が続いており、都道府県別では熊本県1.8、宮崎県1.5、沖縄県1.4などの報告がある。流行性耳下腺炎は、最近10年間の当該週と比較して最大の定点当り報告数となっており、福井県7.3、佐賀県4.2、福岡県4.2などの報告がある。伝染性紅斑は定点当り報告数がかなり多くなっており、埼玉県2.2、山梨県1.6、宮城県1.5などの報告がある。咽頭結膜熱は最近10年間の当該週と比較して最大の定点当り報告数が2000年第41週から現在まで続いており、都道府県別では滋賀県1.3、愛知県0.7、山口県0.5などの報告がある。今までは殆どオフシーズンであったが、今後夏の本格的なシーズンでの発生の増加が懸念される。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

12

12

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

22

5

5

5

11

6

72

128

感染性胃腸炎

1

57

13

14

32

39

9

123

288

水痘

8

19

13

3

7

44

11

64

169

手足口病

1

1

 

 

 

 

 

9

11

 

伝染性紅斑

3

16

 

1

5

11

24

31

91

突発性発疹

3

9

3

 

1

9

4

36

65

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

12

1

5

1

1

11

12

43

麻疹

 

1

6

 

 

3

1

3

14

 

流行性耳下腺炎

1

7

9

2

3

18

 

18

58

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

1

1

1

 

1

 

10

20

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

2

 

 

 

 

 

 

3

5

 

[ウイルス分離状況] 6.11 〜 6.15 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

 

 

 

 

5