宮城県感染症発生動向調査情報(第 21 週)

宮城県【 平成13 年 6 月 1 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.5.21 〜 5.27 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

17

16

33

−全数報告疾病−
 1〜3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎(A型1件、B型1件)が報告されている。
-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[麻疹]
 依然として石巻及び大崎管内で患者多発。
[水痘]
 気仙沼管内の6.67を筆頭に県内全体で増加傾向。
[伝染性紅斑]
 第12週から気仙沼管内ではやや高いレベルで推移。

≪国立感染症研究所ホームページ要約≫

 −5月7日〜5月13日の第19週報−
 咽頭結膜熱は例年になく定点当り報告数が多くなっており、今後本格的な流行期に入るため動向が注目される。 
 流行性角結膜炎は福井県及び茨城県(ともに定点当り報告数5.3)、群馬県(4.6)、栃木県(3.6)、高知県(3.3)などで報告数が多くなっており、全国レベルで見ても、第19週の定点当り報告数としては過去10年間で最大の値となっている。

○海外感染症情報
 香港での鶏からインフルエンザA(H5N1)ウイルス検出(WHO/CSR2001
年5月17日) 香港で生きた鶏の小売を行っている32ヶ所の市場で、過去数日間で鶏の死亡数の増加が報告されており、インフルエンザA(H5N1)ウイルスが検出された。H5N1ウイルスは、他の小売市場では検出されていない。予防措置として3ヶ所の小売市場の鶏はすべて処分され、市場は消毒された。インフルエンザA(H5N1)ウイルスのヒト患者は発生していない。鶏から分離されたこの株は、1997年にヒトの感染原因となったH5N1とは遺伝的に異なっている。公衆衛生上問題はない。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

23

2

2

8

14

3

33

89

感染性胃腸炎

19

89

15

38

14

47

5

132

359

水痘

17

18

17

12

6

30

20

68

188

手足口病

 

 

 

 

 

1

 

5

6

 

伝染性紅斑

 

9

 

3

4

5

16

19

56

突発性発疹

5

5

5

6

7

6

4

20

58

百日咳

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

8

5

 

 

2

 

1

2

18

 

麻疹

2

 

11

 

 

18

1

3

35

流行性耳下腺炎

2

6

11

1

5

12

1

13

51

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

1

 

 

 

3

1

7

13

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

川崎病

1

1

 

 

 

 

 

 

2

 

不明の発疹性疾患

 

1

1

 

3

 

 

2

7

 

[ウイルス分離状況] 5.21 〜 5.25 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

1

 

 

 

7