宮城県感染症発生動向調査情報(第 20 週)

宮城県【 平成13 年 5 月 25 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.5.14 〜 5.20 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

1

 

 

2

 

38

8

49

−全数報告疾病−
 1〜4類感染症の報告はない。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[麻疹]
 依然として大崎及び石巻管内で患者多発。
[水痘]
 登米管内を筆頭に先週に引き続き県内全体でやや多発。
[伝染性紅斑]
 気仙沼管内では定点当たり報告数6.67と高く、第12週からやや高いレベルで推移。
[マイコプラズマ肺炎]
 仙南管内では断続的に患者が多発。

≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −4月23日〜5月6日の第17・18週報−
【海外感染症情報】
○スペインへの学校旅行関連レジオネラ症
 2001年4月7〜14日、イングランドからスペインに旅行した36人と共に参加した2人のバス運転手が、レジオネラ症に罹患し、1が死亡し、1人が重症となった。参加者はスポ-ツクラブハウスの山荘に分かれて泊まったが、発症者は運転手2人のみで、教師及び生徒でレジオネラ症に罹患した者はいなかった。なお、2001年2月にも、レジオネラ症に罹患した英国人がこのクラブハウスに泊まっていたとの報告がみられる。
○フィリピンで感染した狂犬病による死亡例--英国
 今週、フィリピンで狂犬病に感染した患者がロンドンの病院で死亡した。狂犬病のは暴露のおそれがある場合には、英国のガイドラインでは狂犬病のリスクが高い場合には、暴露後に狂犬病の免疫グロブリンをワクチンと同時に接種し、続いてワクチンを4回接種することを推奨している。狂犬病ワクチンの接種(5回接種)は、狂犬病のリスクが低い場合に勧められる。狂犬病ワクチン接種から2年間経過した人は、ワクチンの追加接種を行うべきである。

咽頭結膜熱

1

 

 

 

 

 

 

3

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

5

22

4

2

9

9

2

37

90

感染性胃腸炎

10

72

15

24

21

47

5

122

316

水痘

16

18

14

3

11

20

6

54

142

手足口病

 

 

1

 

 

 

 

3

4

 

伝染性紅斑

1

13

2

1

 

5

20

22

64

突発性発疹

6

10

5

3

7

1

3

21

56

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

8

3

1

 

 

1

 

2

15

 

麻疹

 

1

9

 

 

11

1

4

26

流行性耳下腺炎

 

3

5

1

 

3

 

9

21

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

10

 

1

2

 

3

 

4

20

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

3

 

 

 

 

 

 

 

3

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

2

 

 

 

2

 

[ウイルス分離状況] 5.147 〜 5.18 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

6

 

 

 

 

9