宮城県感染症発生動向調査情報(第 12 週)

宮城県【 平成13 年 3 月 29 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.3.19 〜 3.25 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

81

151

317

89

51

110

35

322

1156

−全数報告疾病−
1類及び4類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が仙南管内で1件、3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が塩釜管内で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]
大崎管内で定点当り報告数が39.6で先週に引き続きインフルエンザ流行警報が発令中。塩釜・栗原・登米・石巻管内で注意報発令中。
[感染性胃腸炎]
患者発生はやや減少傾向。
[麻疹]
石巻及び大崎管内で流行。特に、1才の誕生日後、速やかなワクチン接種の徹底が必要。

【病原体情報】
仙南管内在住の海外渡航者からソンネ赤痢菌検出(成田検疫所)。塩釜管内の腸管出血性大腸菌感染症患者からO157を検出。(千葉県では同一地域内の接点のない10家族16名が3月12日〜3月16日までにO157に感染し発症。食品の取扱に注意が必要。)

≪国立感染症研究所ホームページ≫
 −3月5日〜3月11日の第10週報−
流行性耳下腺炎と水痘は、過去5年間の同時期と比較してかなり定点当り報告数が多くなっている。流行性耳下腺炎は福井県で定点当り報告数8.2、熊本県で5.4となっており、水痘は宮崎県で7.0、沖縄県で5.7、山口県と大分県で4.5、静岡県で4.0と報告は多くなっている。麻疹は例年の同時期とくらべ定点当り報告数がかなり多く、高知県で3.3、大分県で2.4となっている。インフルエンザは全国平均の定点当り報告数が9.0と先週より増加している。咽頭結膜熱、手足口病は冬季としては例年になく定点当り報告数が多くなっている。

咽頭結膜熱

6

 

 

 

 

 

 

2

8

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

13

6

4

1

7

3

43

77

感染性胃腸炎

47

125

32

27

38

71

26

250

616

水痘

19

21

15

1

4

29

13

56

158

手足口病

 

 

 

 

 

 

1

1

2

 

伝染性紅斑

3

14

 

 

2

3

10

24

56

突発性発疹

4

5

14

3

1

10

2

24

63

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

2

 

4

6

 

麻疹

 

1

7

 

 

17

 

4

29

流行性耳下腺炎

 

2

1

 

 

1

 

3

7

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

8

 

 

 

1

 

1

1

11

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

[ウイルス分離状況] 3.19 〜 3.23 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

30

 

 

 

 

3