宮城県感染症発生動向調査情報(第 45 週)

宮城県【 平成13 年 11 月 16 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.11.5 〜 11.11 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
 1類、2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎(A型)及び梅毒が各1件ずつ仙台市で報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎]
 栗原管内の定点当たり報告数16.0を筆頭に、県内全体で増加中。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜(岩沼支所を除く)管内で定点当たり報告数4.4とやや多発。
[水痘]
 石巻及び登米管内で患者がやや多発。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内で定点当たり報告数6.0と多発。
[マイコプラズマ肺炎]
 仙南管内で基幹病院定点の患者発生9名を筆頭に、県内全体でやや多発。

≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −10月22日〜10月28日の第43週報−
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘の定点当たり報告数は4週連続で増加しており、今後年末のピークに向け患者数の増加が予想される。感染性胃腸炎の定点当たり報告数が多くなっているのは、鳥取県(6.8)、福井県(6.6)、愛媛県(5.8)、宮崎県(5.6)、三重県(5.5)などである。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は、第19週よりここ10年間で最大の定点当たり報告数が持続している。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数が多くなっているのは、石川県(4.9)、沖縄県(4.3)、富山県(4.2)などである。基幹病院定点からの報告疾患であるマイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は前週より減少したが、昨年、一昨年に比べると定点当たり報告数の多い状態が続いている。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

31

4

5

2

11

1

25

79

感染性胃腸炎

22

76

7

48

16

22

3

155

349

水痘

8

10

8

1

9

21

4

26

87

手足口病

 

10

5

 

 

12

1

29

57

伝染性紅斑

5

5

1

 

6

 

 

9

26

突発性発疹

13

4

4

5

7

13

5

20

71

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

2

6

2

 

1

1

1

 

13

 

麻疹

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

 

10

21

11

7

36

1

15

101

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

8

9

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

9

4

1

2

3

2

3

12

36

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

2

 

 

 

2

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

[ウイルス分離状況] 11.5 〜 11.9 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

 

6

 

1